我が家の夫は大のピータン好きです。私は結婚するまでピータンを意識したことが無かったのですが、今は常備していることも多い食材の一つです!このサイトでこれまで紹介しなかったのは、我が家にとってあまりにも当たり前すぎる食材過ぎたので(^▽^;)でも一般的に考えると、むしろ手を出しにくい食材だと思ったため、改めてピータンの特徴や魅力をまとめてみました。風味が独特でクセのあるピータンの美味しい食べ方をご紹介します☆
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アヒルの卵を数か月間熟成・発酵させて作るピータンは独特の香りと味わい
ピータンはアヒルの卵の加工品、中華料理の前菜でよく見かける食材です。「皮蛋」と書き、高級なものは「松花蛋(ソンホアダン)」と書かれていることもあります。原材料を見ると「アヒルの卵、水、炭酸ナトリウム、食塩、茶」とあります。ピータンは、アヒルの卵の殻に塩、石灰や木炭、塩、茶の煮出し汁などを混ぜた粘土を塗り、もみ殻をまぶして甕の中に入れ、2、3カ月熟成・発酵させて作ります。
今回は卵パックの中に、一つ一つのピータンが個包装になっていましたが、粘土やもみ殻が付いた状態で売っていることも。その場合は、最初にそれらを取り除き綺麗に洗います。卵の殻をむくと、黒っぽいゼリー状の卵が出てきて最初は驚きますが、石灰によって卵の内側がアルカリ性になり、たんぱく質が固化する現象からこうなります。この時点で結構なにおいがあります。私は平気ですが、これが苦手な人も確かにいるのかも(^▽^;)
半分に切るとこんな感じ。売っているものは黄身はこれくらい固まっているものが多いと思います。黄身が固めのものは「硬心皮蛋」と呼ばれ、保存性が高くカットもしやすいです。黄身が半熟で切っている間に中身が出てしまうくらいトロッとしたものは「溏心皮蛋」。これはにおいが弱いと言われていますが、私は何となく苦手です…気のせいですが、少し固まっている方が色々と安心感があります(笑)。ちなみに、普通の黄身の固いピータンだと思って購入したら溏心皮蛋だったことがありました。半熟タイプが欲しい人はパッケージをよく読むとか、パッケージの写真で判断するしかないかも。
ピータンのにおいが苦手という人は、切ってから少しそのまま置いておくとにおいが半減します。私はすぐに使っちゃいますが。
シンプルな食材と合う!豆腐、お粥、野菜、そうめんなどと相性抜群
ピータンは、我が家ではほぼそのまま食卓に出すことが多いです。写真を撮らないくらいシンプル(;'∀')夫は無類のピータン好きで、そのまま食べたいタイプ。確かにピータンはゆで卵のようなものなので(茹でてないけど、そんな形状)、必ずしも何か手を加えなければならないものではないのです。ただ「ピータンが超好き!」という人でないのなら、他の食材と合わせた方が食べやすいです(;^_^A
ちなみにピータンの味ですが、白身部分はプルプルとしていてゼリーのよう。黄身部分はしっとりしていてボソボソ感はありません。におい、味はかなり独特で、後味もしっかり残ります。うーん、他の食材にたとえられない…どうぞ、一度挑戦してみてください!!
ピータンと言えば、定番「ピータン豆腐」。カットした豆腐にピータンと合わせただけで出来上がりです。トッピングは刻んだネギが一般的ですが、家にある薬味で充分ですし無くても◎。中華料理屋さんで出るようなピータン豆腐にかけてあるタレは、しょうゆ2:砂糖1に、好みでごま油+ラー油をよく混ぜたら完成。簡単に作れます♪↓上にはガンラー(唐辛子と山椒)をかけました☆
中華風にならなくても美味しいです。普通の冷ややっこに乗せても◎↓こちらはかつお節でなく、いわし節(超おススメ!)。梅ザーサイと一緒にトッピング。麺つゆを少しかけました。ピータンが良いアクセントになっています!
ワカメサラダに。中華食材のお店で買った辛い刻みザーサイとハマっている葱と生姜の万能調味料「姜葱醤」と一緒に♪ちょっとポン酢もかけています。何となく中華風の食材と合わせることが多いかも。
お粥との相性も抜群!普通のお米だけで作っても良いのですが、我が家は栄養バランスをみて豆類を入れることが多いです(^^)こちらは皮無し赤レンズ豆を入れています。(鍋にお冷ご飯と浸水無しの生の豆を入れて煮込んだだけ) 顆粒だしを入れて、仕上げにピータン、ごま油と白ごまを。これはピータンしか出せない味わい♪普通の卵だと味わえない食感と風味を、お粥が食べやすく包み込んでくれます。白米よりも絶対合うと思う。
ピータンは野菜に乗せても美味しいです!たっぷりの千キャベツやレタス、トマトなどと一緒にして、中華ドレッシングをかけるだけ。サラダのボリュームが足りない時に乗せたりもします。それからそうめんや冷たいうどんにもぴったり。かけるものは普通の麺つゆで♪これはぜひ試してみてほしい!!
ピータンは加熱調理も可能です。改めて火を通さなくても食べられるものなので、最後に加える感じで。天ぷらにする人もいるとか。
それから台湾では「ツアンイントウ」というひき肉の炒め物に加えられることも多いよう。合いびき肉に刻んだニラの茎(またはにんにくの芽)、豆板醤、砂糖としょうゆ(本場では豆鼓(トウチ)も加えられるらしい)、お好みで仕上げにピータン。これは…美味しそうなので今度やってみようかな(*´▽`*)作ったら追記します!
ピータンが初めてという人は、一つだけ買ってみてちびっと食べてみてください。においに紛らわされることなく、是非( *´艸`)意外と美味しくてハマるかもしれませんよ~