美味しいうどん屋さんに行ったら、「ご自由にどうぞ」と出し殻が置いてありました。煮干し(いりこ)+かつお節がぎっしりと、なんと1.2キロも!この出し殻、せっかくなので色んな料理法で美味しくいただきました。ここでは保存方法も含めて詳しくまとめています。自宅で出汁を取る方にも参考にどうぞ☆
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おススメ1、煮干しの出し殻の佃煮
煮干しの出し殻でお勧めなのが佃煮、ということで作ってみました。出し殻自体は冷蔵保存で3日程しか持ちませんが、佃煮にしておけば1週間は軽く持ちます。保存容器を煮沸消毒し味を濃いめにすれば更に保存期間は伸びますので、出し殻の保存方法としてはとても良いと思います♪
材料
・煮干しの出し殻 …150g
・水(または出汁) …100㏄
・しょうゆ …大さじ2
・酒 …大さじ2
・砂糖 …大さじ1
1、全ての材料を鍋に入れて煮る。
2、しばらく煮て水分が飛んだら出来上がり!
これ、とても簡単で、想像以上に美味しいです!ご飯のお供やお弁当にピッタリ。市販の佃煮よりは味が薄めですので、好みで加減をしてください。
ちなみに私はこの佃煮を大量に作り、ラップで少量ずつ分けて包んで冷凍保存もしました。これで食べたい分を食べたい時に解凍すればOK。保存期間も一カ月くらいは余裕で大丈夫です。
おススメ2、煮干しの出し殻のふりかけ
佃煮と同様に、これも保存がきくためとてもおススメです。フライパンで加熱して水分を飛ばすので、作った後は冷蔵庫で2週間は持ちます。
材料
・煮干しの出し殻 …100g
・しょうゆ …大さじ1
・みりん …大さじ1
・酒 …大さじ1
・お好みの具(今回加えたのは、しょうが(チューブ)…3センチ分、水で戻したひじき…適量、青のり、白ごま…適量。本当は、桜エビとかあみえびも加えたかった…!)
1、出し殻を細かくする。私はチョッパーを使用しました。包丁で粗めに刻んでも良いです。今回私はひじきも加えたかったので、後から水で戻したひじきもチョッパーで細かくしました。
2、フライパンで1を3分ほど乾煎りする。
3、調味料を入れてよく混ぜあわせたら具材を入れる。水分が飛びパラパラとしたら出来上がり!
味は少々薄めです。味が濃い方が良ければこちらも好みで加減を。白いご飯にかけたら、もりもり食べられます。3歳の息子のお弁当にもここ最近は毎日いれています。栄養バッチリ、カルシウム満点♪
このふりかけ、とても万能です!サラダの上にかけても美味しいし、炒め物にぱらっとかけても良い♪↓こちらは豆腐のお焼きにたっぷり加えました。すでに味が整っているので、このふりかけ自体「調味料」として使えます(^^)
おススメ3、食材として活用!
ここに書くほどでもないかもしれないのですが…煮干しの出し殻は普通に食材として使えます。そのままちょっと食べてみると分かると思いますが、煮干しの出し殻は”やわらかいお魚”。もう火が通っているので食べやすく、硬くないので子どもにもお勧め。炒め物にもスープにも、炊き込みご飯やチャーハン…何でも加えたら美味しく食べられます。旨味たっぷりでとても美味しいです♪
おススメ4、煮干しの出し殻のオイル漬け
保存がきく方法としてオイル漬けもお勧めです☆彡分量は適当で構いません。清潔な小瓶に出し殻を入れて、調味料と油を入れるだけ。それぞれの分量は記していません。多少しょっぱくても味が薄くても、多少調味料が多くても少なくても大丈夫。油に旨味が移り、出し殻ごと食べられます。今回は「洋風」と「中華風」の2種類を作ってみました。
私は数日で食べる予定なので、改めて出し殻に火を通しませんでしたが、もし長期保存をしたいなら一度フライパンで乾煎りしてください。高温で火にかけると香りが飛んでしまうので低温でじっくり熱するのがポイントです。(→追記:何度か作りましたが、火を通すことで味も早く染みる気がします!)
洋風「出し殻のオリーブオイル漬け、オイルサーディン風」
材料
・煮干しの出し殻
・オリーブオイル
・鷹の爪
・塩
・乾燥ハーブ(今回はセージとバジルを使用)
中華風「出し殻のごま油漬け」
材料
・煮干しの出し殻
・ごま油
・花椒(無くても大丈夫ですが、あれば風味がグッと増します)
・しょうが(今回は桃屋の刻みしょうがを使用。業務スーパーの姜葱醤でも美味しかったです!チューブのしょうがでも何でもOK)
・しょうゆ
オイルに漬け込んだら1日位置いておいた方が味が染みます。このまま食べてもお酒の良い肴になりますし、サラダのトッピングやバケットに乗せてもいい!私は冷たいうどんのトッピングにしてみました。ちなみにうどんには出し殻で作ったふりかけもかけています。美味しい~!ただのうどんがちょっと豪華にも見えます♪
4歳息子にリクエストされて、お弁当にも油を軽く切って入れました。(お気に入りの赤いお弁当箱。笑)隙間を埋めるのにも最適!栄養満点☆
出し殻の保存は、冷蔵も良いけど冷凍がお勧め
煮干しの出し殻は味を付けずにそのままの状態だと冷蔵庫で3日、加熱して濃いめに味をつけ、余計な水分を飛ばせば1週間から2週間は持ちます。味を付けない状態で長期保存をしたいなら冷凍保存を!出し殻をそのままの状態で冷凍することもできますが、私は使いやすく細かくして密閉袋に入れて冷凍しました。薄く広げるように袋に入れれば、凍った状態でもパキッと割るようにして分割して袋から取り出せます。以前紹介した、煮干し粉みたいに使うこともできます。
煮干しの出し殻、捨てるのは本当に勿体ないです。むしろ私は出汁よりもこちらの方が興味があるくらい☆彡煮干しの旨味を余すことなく最後まで楽しんでくださいね♪