豆類(大豆製品)

小豆のような味で食べやすい、ウラド豆(ウラッドブラックホール)

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インド食材のお店で買ったお豆、ウラド豆(ウラッドブラックホール)。たまたま目にして手ごろな価格だったので購入しました。茹でて色んな料理に使ってみましたが、どこか懐かしい味わいで良い!和食にも最適で、日本人にも使いやすいと思います。ウラド豆について、茹で方や食べ方を詳しくまとめてみました。

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ウラド豆=ケツルアズキ、インドでは昔からよく食べられている豆

袋には「ウラッドブラックホール」と書かれていましたが、一般的には「ウラド豆」と呼ばれています。昔からインドでは、乾燥ウラド豆は保存食として親しまれており、煮たり煎ったりまた粉に挽いて調理して食べられています。

ウラッドブラックホールは皮付きのもので、ウラッドホワイトホールは皮を取ったものです。ウラッドホワイトホールの方が皮がない分口当たりが良いらしいですが、これは好みかもしれません。それから挽き割りタイプもあります。「ウラッドダル(ウラドダル)」とだけ明記されていて「ホール」と書かれていなければ、挽き割りタイプかも。挽き割りタイプは、料理前の吸水や下ゆで等の処理がいらず、料理にそのまま使えるので便利です(使ってみたい!)。〈参考:皮なしのウラッドホワイトの挽き割りタイプも試してみました~!
早速ウラド豆を袋から出してみます!とっても小さな黒い豆です。小豆よりも小さい。ちなみに日本名はケズルアズキとも言います。時々スーパーで「黒豆もやし」というもやしを売っているのを見たことはありませんか。実はその黒豆というのはケズルアズキのことなんです。ブラックマッペとも呼ばれます。

ウラド豆の茹で方 →茹でておくと調理しやすくて便利!!

まずはウラド豆をたっぷりの水に半日ほど浸します。私はウラド豆200gを8時間浸しました。(追記:記事の最後の方に甘煮を紹介しているのですが、浸水無しで作っても作ることができました!ただその場合、煮込み時間は長くなります。圧力鍋なら20分、普通の鍋なら1時間~1時間半。)

浸水直後

8時間立つと少しだけ緑がかった色になります(写真、撮れてなかった…泣)。そこから弱火でコトコトと30分から1時間煮ます。または圧力鍋で加圧3分、自然冷却させます。

煮たらこんな感じ

ゆであがり、お湯を切るとこんな感じ(湯気で曇っちゃいました)。食べてみると小さいながらもしっかりお豆の味がします。甘くない小豆とか、レッドキドニービーンズにも味が似てるかも。意外と食べなれている味です♪

ホクホクと良い香り!

サラダも、炒め物も、煮物も、スープも!和洋中何でもOK

あまり日本では見かけないお豆でも、私たちの口にとっても合う味。なので、色々な食べ方が楽しめます!
まずはサラダに!これはマヨネーズと塩コショウとマスタードで味付け♪卵サラダに入れてもいいし、ポテトサラダにも合うかも。

スープに。これはトマト缶を使った味噌汁(ちょっと冒険してみた)。前述したようにレッドキドニービーンズのような風味なので、トマト煮とかチリコンカンとかタコライスもいけると思う!今回は茹でた豆をスープの仕上げに入れて作りました。コトコト煮るようなスープなら、乾燥豆の時点から一緒に作っても良いかと。

これはかぼちゃのそぼろ煮!私はこれが一番好みでした♪ちなみに…これ実はひき肉を使わずに、ひき肉タイプの大豆ミートを使っています。作り方はただひき肉部分を大豆ミートに代用しただけで、最後に茹でたウラド豆を加えて最後に片栗粉でとろみをつけました。和食にぴったり!何の違和感もありません

こちらは中華風あんかけ。見た目の色合いが悪いのですが…具材は白菜とえのきと肉団子、味付けは顆粒鶏がらスープとオイスターソース。仕上げに茹でたウラド豆をごま油を回しかけています。中華も合う!!(添えているのはタイ米で作ったスパイスライス。多国籍!笑)

インドと言えばカレー。もちろんカレー味の料理にも最適です。今回はちょっと創作料理を。メインとなるのは凍り豆腐過去に書いた凍り豆腐の記事後半の「凍り豆腐のそぼろ」が参考になるかと思いますが、凍らせた豆腐を解凍し手でギューっと絞ったものをフライパンで炒めてそぼろ状にしています(インド風にしたかったので、アジョワンというマニアックな調味料も最初に加えています、無くても全然いいですが!)。今回はそこにみじん切りにしたエノキとウラド豆を加え、トマト缶(半分)を投入、麺つゆとカレー粉、塩コショウで味を整えて、大人用だけチリペッパーを加えました。

これが…めちゃめちゃ美味しかった…!夫に豆腐だとはばれませんでした(「卵?」と聞かれた)。ウラド豆が入っていることで食感もしっかり。もうここまでくると「海外にこういう料理がある」と適当に主張ができます。参考にならないかもしれませんが(^▽^;)

保存方法について。茹でたお豆は3日くらいは冷蔵保存ができますが、それ以上保存するなら冷凍庫へ。ジップロックがついた密閉袋に平べったく入れて、使うときに折るようにして取り出せばOK。そのまま炒め物やスープに投入して使えます!

最初はマニアックなお豆?と思いましたが、色々な料理に幅広く使えます。比較的珍しいお豆なのでなかなか手に入らないかもしれませんが、見つけたらぜひ手に入れて楽しんで使ってみてくださいね♪

追記:超おすすめ!!「ウラド豆の甘煮」

水から茹でるのではなく、お砂糖を入れて甘煮にしてみました!黒豆のような、でもちょっと枝豆みたいな食感。甘くてほっこりしてとても美味しいです。

材料
・ウラド豆 …200g
・砂糖(今回はきび砂糖を使用) …80g
・塩 …一つまみ

作り方
※今回は小豆をゆでるように、水に浸さずに作ってみました。問題なくできました!
1、鍋にたっぷりの水を入れてウラド豆を茹でる。沸騰したらザルにあけてお湯を切る。
2、2のウラド豆を再度鍋に入れて、水を600㏄、砂糖、塩を入れる。
3、圧力鍋で加圧後20分、自然冷却する。普通の鍋なら弱火で1時間~1時間半。ちょっと食べてみて柔らかくなったらOK。→半日以上そのまま置いておく。(煮汁の甘さがお豆に移ります!これですごく美味しくなります。)できあがり。

私は普通に茹でるよりも甘煮が好きかも!!もう何回も作っています。日本ではなじみのない豆でもこうすると和食♪優しい甘さで懐かしい、誰もが好きな味です。ぜひウラド豆の甘煮もお試しください~!

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