以前アメ横に行ったときに、中華食材のお店で「丁香」というものを見つけたので買ってみました。これ…よく肉料理などに使われる「クローブ」と同じものでした☆独特の香りが強め。日本を含め世界中で使われているスパイスです!今回はこのクローブについて効能や使い方などを詳しくご紹介します(*^^*)
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甘みと爽やかさを感じる刺激的な香り!世界中で様々な利用方法がある
クローブは中国では「丁香(ちょうこう)」、日本では「丁子(ちょうじ)」と呼ばれるスパイス。インドネシアのモルッカ諸島原産の熱帯性常緑樹の一種で、花が開く直前のつぼみを乾燥させたものです。栽培されているのは、タンザニア(ザンジバル島)やマダガスカル、ブラジル、インドネシアですが、広く世界中で使われています。中国では紀元前から口臭を消すのに重宝され、ヨーロッパではかつて金と同等の価値があるとも言われたほどです。日本でも、6世紀頃から食用として使われるとともに、クローブを蒸留した丁子油を日本刀のさび止めにしていました。また「ガラム」というたばこに使われていることでも有名です。(夫は、クローブの香りをかいだ途端「ガラムだ!」とすぐ分かりました☆)
またクローブはインドのアーユルヴェーダや中国医学、西洋の歯学では、歯痛やその他の痛み止めとして使われていますが、その効果は現在立証されていません。ただ健康に対する良い効果が、広く知られていることなのは確かです。冷え性の人や、胃の調子が悪い時や腸にガスが溜まるなどの食欲不振の時、紅茶などにクローブを加えて飲むと症状改善に役立つと言われています。(※妊娠中、授乳中の方は避けてください!) またその香りは人をリラックスさせ、精神を安定させる効果があり、記憶力を向上させるという説もあります。
使い過ぎに注意!数本で十分香りが付きます☆ホールの場合は、食べる時に取り除く
クローブは、今回私はホールタイプ(そのまんまの形)を買いましたが、パウダーでも売っています。肉、カレー、シチュー、ポトフ、マリネ、果物(焼リンゴ)などの風味付けが一般的。カルダモンなどと合わせてチャイにしても。(→本格チャイの作り方)香りが強いため、シチューに使うならホール3~4本で充分。ホールの場合、食べる前に取り除くため、肉や玉ねぎにくぎのように刺して調理すると後で除きやすいです。その点パウダーなら手軽!中国で有名なスパイス、五香粉にも含まれています☆
いくつかおススメの使い方をご紹介します(*^▽^*)!まずはホットワイン☆
(材料)
・白ワイン …300㏄
・クローブ …3本
・シナモン(今回はカシア) …1本
・はちみつ …大さじ1
・レモン汁(今回はレモンペーストを使用) …小さじ1
材料を全て鍋に入れて温め、沸騰直前で火を止めたら出来上がり!
お安いワインが、香り高く風味が良い、身体が温まる美味しいワインに生まれ変わりました( *´艸`)♪ちなみにレモンティーのカップにクローブを1~2本入れるだけでも美味しい紅茶ができます◎甘いエキゾチックな香りが、いつもの味をガラリと変えてくれますよ☆
次はカレーに!今回は普通のルーを使った一般的なカレーに、クローブを加えて風味をプラスしてみました。
ホールスパイスをカレーに使う場合は、通常油で炒めてから具材と一緒に煮込むのですが、我が家は息子がまだ小さいので、スパイスを取り除く方法を採用☆便利なのは100均でも売っている「お茶パック」。これに3~4本ほど入れて封をすれば、後で簡単に取り除くことができます!
水を入れるタイミングでクローブを入れて、コトコト煮こんだ後で、ルーを入れるタイミングで取り出します。
出来上がり!ルーにはクローブを、ご飯はターメリックライスにして、ちょっと本格的にしてみました。…うん!美味しい☆クローブ、確かに香りが強いのですが、カレーに関して言えば他の様々なスパイスが使われているのでしっかり馴染みます◎クローブだけが引き立たないので食べやすいです(∩´∀`)∩「何か分からないけどいつもより美味しい」という感じのランクアップをはかれます(*^^)v
鶏ハムに!(鶏ハムの詳しい作り方はこちらをどうぞ☆)鶏ハムは、いつもはセージやハーブソルトを使って風味を付けていますが、今回はクローブをプラス。砂糖と塩で下味をつけて塩抜きをした後、鶏肉1枚に付き2本乗せて袋に入れてから袋ごと茹でます。
肉に刺してもいいですが、今回は袋を使用するのでそのままで。※ロースト肉の場合は、ぶすぶす刺した方が落ちないと思います。
茹で上がったらクローブを取り除いて出来上がり!↓写真左、見た目は何も変哲の無い鶏ハムですが…風味が凄い!!正直カレーよりもこちらの方がガツンとクローブを感じます。鶏肉1つに付き2本のクローブは、子どもにはギリギリ大丈夫かな?というくらいのレベル。強めの風味なので子どもによってはNGかも。(うちはなんとか大丈夫でした。)これはクローブを存分に感じられるのでおススメですよ(*ノωノ)
ちなみに、クローブの香りはゴキブリなどの虫が嫌がるそう。もうすぐ本格的な夏が来るのでクローブで害虫除けを作ってみようかなぁ。↓ということで作ってみました(∩´∀`)∩!用意するものはクローブとまたまた登場のお茶パック、マスキングテープやセロハンテープなど。
お茶パックの中にクローブを適量入れて、封をするだけ。シールで止めなくてもあまり中身が出ることはありませんが一応ペタリ。もっと可愛くしたいならリボンなどを付けても◎これ、結構香ります!!もっと入れても良かったかな?色々調べてみたら、一部屋に5個位セットすると良いそう。ゴキブリが出そうな場所に設置してみてください。市販のゴキブリ除けのものよりも効果は低いかもしれませんが、薬特有の変なにおいもしませんし(クローブの香りはしますが)、何より人にやさしいのが嬉しい♪香りは一年くらいもつみたいなので、一度作れば長く使えます☆もっと作ろうっと( *´艸`)
良くも悪くもですが…クローブ、一回に使う量がとても少ないのでなかなか減りません(笑)。色んな方法を試してみて、ぜひ存分に楽しんでみてくださいね(*‘∀‘)。
◎↓クローブはネットでも買うことができます~◎