初めてタイ米を買ってみました!タイ米と言えば、私が子供の頃、不作で米不足になったときに大量に輸入されたけど「美味しくない」と余ってしまったことが印象深いお米(;'∀')でも世界的には一番美味しい、とされているんです。家庭で炊ける方法や美味しく食べる方法を色々試してみました☆
スポンサーリンク
世界的にはタイ米の方が主流!単体では食べないのが普通
タイ米は、正式にはインディカ米。お米はこの「インディカ米」と、日本でよく食べられるような「ジャポニカ米」のふたつが主流となっています。そのうちインディカ米は世界のコメ生産量の80%以上を占めます。日本のジャポニカ米といえば秋に収穫をしますが、タイ米は多ければ年に3、4回の作付け(稲を植える)が可能です。6~8月に作付して11~1月に収穫する「雨季作」と、12~3月に作付して3~7月に収穫する「乾季作」があります。
インディカ米は長細い形をしており、ジャポニカより粘りは少なくパサパサ感があります。濃い目の味のおかずと一緒にお皿に盛り食べるのが一般的で、単体で食べることはほぼありません。一方でジャポニカ米は炊くと甘みと粘りが出るのが特徴で、そのまま食べても美味しいといわれています。
タイ米は日本人の嗜好や伝統的な調理法に合わないことから日本ではあまり人気がありませんが、世界的には好まれ食べられているお米。せっかく家にタイ米があるのなら、少しでも美味しくいただきましょう♪
タイ米の炊き方:パスタのようにゆで上げる「湯取り法」
タイ米は炊飯器で炊けないことはありませんが、日本の炊飯器は日本のお米に適した炊き方をするため、タイ米だと美味しい仕上がりにはなりません。今回はタイ米の生産地が一般的に行っている「湯取り法」で調理します!パスタのようにゆで、柔らかくなったらお湯を切る方法なので、計量する必要もなく簡単です。
材料は、タイ米(今回は2合分でやりました)、お湯をたっぷり。それだけです!
(やり方)タイ米は研ぐ必要はありません。もし汚れが気になるようならボウルの中にお米を入れてさっとそそぐ程度でOK。
鍋に多めのお湯を沸かしてお米を入れ、時々菜箸でかき混ぜつつ8~10分茹でます。(少し芯が残っている程度)
一旦ザルにあけます。
お湯を切ったお米を鍋に戻して弱火で2、3分火にかけます。火を止め蓋をして10分放置して蒸らします。完成です!
↑この最後の工程で弱火で火にかけた時に、水分が飛んで鍋にお米が引っ付いてきてしまったので、私は少量のお湯を加えてしまいました(^^;ザルで完全にお湯を切らずに、「鍋を傾けてお湯を切って、鍋の底に残ったお湯はそのまま」といった感じの方が良いかも。多少工程に違いがあっても、とりあえず茹でて蒸らせばできるので大丈夫。
ワンプレートで汁気の多いおかずと一緒に食べるのがポイント
早速食べてみます!なるほど、確かに日本のお米よりもパサつきはあります。粘り気が無く甘みやうまみもあまりありません。でもその代わり軽い!(調べたところ、ジャポニカ米よりもタイ米の方がカロリーはほぼ同じなのに血糖値が上がりにくいようです。ダイエット向きかも☆)味の濃い、辛いものとの相性はとても合うというのは納得!粘りがないのでおにぎりや握り寿司は作れません。パラパラとしている分、チャーハンには最適かと。好みは分かれるかもしれませんが、カレーといった水分が多いものと一緒に食べることで美味しく食べられると思います。余計な水分を吸わずべちゃっとしないので相性抜群かと♪
日本のお米の感覚でつい単体で食べたくなってしまいますが、それだとタイ米の美味しさが分からない…かも。現地の人もそれだけでは食べずにおかずと一緒に食べるのが普通なんですから(;'∀')今回は濃い目のチーズシチュー(?)、「チーズィーチキン」をかけてみました。
雑炊にも入れてみました!今回は一度炊いたお米を投入して作っています。お醤油ベースでショウガと卵がたっぷり入った雑炊、上にはガンラーもかけてみました。これが…とっても美味しい!!お出汁の水分を吸いすぎることなくサラサラと食べられます☆ジャポニカ米よりも雑炊やリゾットは向いているかも!
海外ではよく作られるスパイスライスを作ってみました。こちらは湯取り法ではなく、フライパンで炒めてから水を炒れて炊く方法です。→詳しい作り方は別の記事にまとめていますのでよろしければどうぞ☆
タイ米はカレーとの相性がいいのですが、スパイスをふんだんに使って炊き上げることで香りがとっても豊かに!異国感がぐっと増します!!お米としての食感はあまり変わらないのですが、こっちの方が美味しいです♪♪
タイ米でパエリアも作ってみました。(こちらは1合に対して200㏄のだしで炊いてみました。スパイスライスよりもやや固めに炊き上がりました。)魚介の旨味とターメリックの香りがよくとっても美味しく仕上がりました♪※作り方は後日追記します☆
ちなみに、タイ米の中でもより香り高く美味しいといわれる「ジャスミン米」というのがあります。私は今回普通のタイ米を使用しましたが、次回はジャスミン米を買ってみようかと(^^)家では毎回タイ米、にするのではなく、料理やおかずに合わせてご飯を選ぶというのが一番良いのかなぁ。