中華食材のお店で買った謎の調味料、糟鹵(そうる)。お店の方に「なんでもつかえてオイシイ」と言われていたのですが、なかなか手を出せずにいました。先日ふと調理酒が切れており、使ってみたところ…絶品！！調理酒よりはみりんに近いのですが、日本にはない香りと味わいで、本当に「なんでも使えて美味しい」調味料でした！
紹興酒の香りが強めの調味料です♪
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紹興酒に調味料を加えたもの 香りと旨味あり上海料理風に仕上がる
糟鹵は「そうる」と読み、黄酒(米が原料の醸造酒。代表的なものは紹興酒。長期熟成させた黄酒は老酒。)にスパイスを加えて作った上海料理に使われる調味料です。原材料は「水、紹興酒、米麹、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸)、葱、生姜、桂皮、茴香」。←※茴香(＝フェンネル)については以前紹介しています☆
蓋部分はパッケージを取ると、瓶ビールのような蓋が付いていました。栓抜きで開封(…蓋は閉まらなくなってしまうので地味に困る(ﾟдﾟlll)。ラップと輪ゴムで蓋をしました…)。香りは強い紹興酒！そして遠くに香辛料を感じます。紹興酒を飲むのが好きな私は期待大(笑)！お皿に注ぐと薄く透き通った茶色です。表のパッケージを見て気づいたのですが、「superior pickle sauce」＝上等なピクルスソース？！これで野菜などを付けて試しても良いのですが、どう考えてもお酒が強そうなのでやめました(^▽^;)
加熱料理なら何でも◎！使い方はみりんに近い 塩分は入っているので調味料は少なめに
糟鹵に関して使い方を調べてもあまり出てこなかったのですが、「煮込み料理や冷菜、つけだれなど」に使うことが多いよう。ただ私はお酒感が強いことでそのまま使うのは抵抗があったので、加熱料理に使ってみました。
とりあえず、冷蔵庫にあったソース焼きそばに！作り方の基本は焼きそばの袋に書いてある通り。野菜とお肉をよく炒めてから、麺を投入。通常水を適量加えて蓋を閉めて蒸しますが、この水部分を糟鹵に置き換えます(私はいつも焼きそばを蒸すときに調理酒を使っているため)。3人分で、糟鹵は大さじ３。その後、袋ソース2袋(糟鹵に味が付いているので、袋ソースは2人前の量で)と、醤油を大さじ1加えて味を調えました。
トッピングはしょうがを(紅しょうがの代わりにおかず生姜を少々)。これが…とっっても美味しかった！！お酒感はなくなり、香りと旨味が残ります。多少はクセがある調味料なので息子は嫌がるかなと思ったのですが、美味しくペロリ。糟鹵だけでの味付けならもしかしたらきつかったかもしれませんが、普通の焼きそばがベースなのでとても食べやすかったよう。糟鹵を加えることで一気に異国感が出るのですが、日本人の口に合います！とりあえず、みりんの感覚で使うと良いかも。
普通の野菜炒めに。焼きそばが美味しかったので、野菜炒めにしてみました。使った調味料は糟鹵とライム胡椒塩(←たまたま家にあった塩。ハーブソルトでも、塩コショウでも◎)。糟鹵は少々回しかけて、塩は味を引き締める程度に。シンプルだけど良い♪味に深みがあるので、残り野菜でも十分美味しいおかずになります。
スープに！糟鹵としょうゆを少々、ごま油の代わりにねぎ油を垂らして、仕上げに白ごまをふりました。糟鹵の量がわかりづらければ、先にしょうゆを入れて、糟鹵を少しずつ加えてちょうどいい具合を探るのが良いかも。中華でよく使うねぎ油を入れることで、香りの相乗効果◎。中華スープのようで全く違う、本当に新しい味わい。でもこれが結構良いんです。
たっぷりキャベツの野菜蒸しも作ってみました。鍋にたくさんのざく切りキャベツ、ニンジン、たまねぎ、ウインナーを。そこに糟鹵大さじ3、しょうゆ(今回は中国しょうゆの老抽王を使用。色が濃いのが特徴ですが、普通の醤油でも代用可。)大さじ1、バター大さじ1、コショウ(ヒハツ)少々。水は入れずに、野菜がくたくたになるまで、蒸し煮にします。
出来上がり！和風の煮物に近い調合なのに、どこかポトフのよう(バターとウインナーのせいかな？)。トロトロ煮こんで甘みが出て、さらに糟鹵のおかげで深みとアクセントに。これで白米が美味しく食べられました～(^^)切って煮込むだけなので簡単！体も温まります☆
糟鹵、本当にお勧めです！！どうしてもっと有名にならないのか実に不思議なくらい。中華食材のお店で普通に購入することができますし、和食に取り入れても違和感なく使えます。みりんに味が加わった、と思えば使いやすいかな？(ちょっと違うけど) 必ず、また買います～(*ﾉωﾉ)☆
