私は買っている卵にこだわりはありません。わざわざ高い卵を選ぶことも無く、特売の卵があるとウキウキしながら購入します。そんな私が手にするのは大体白い卵。お高い赤卵を選ぶことはあまりないのですが、今回たまたま赤卵が安くなっていたので、味などを比べてみることにしました。
スポンサーリンク
赤卵と白卵、見た目と味を比べてみた
赤卵と白卵、殻に覆われていたらもちろん区別が付きますが中身はどうなんでしょう。とりあえず割ってみます。…若干、本当に若干ですが赤卵の黄身の方が濃い黄色な気がします。
白身があると見にくいのかな、と思ったので黄身だけにしてみました。やっぱりすこし赤卵の黄身のほうが濃いかも。潰して舐めてみると…、うーん、赤卵の方が断然美味しいと思い込んでいたのですが、味は同じな気がする…。
調べてみたところ、やっぱり間違っていませんでした。赤卵も白卵も味は同じだったんです!!もし味に違いがあると感じたのなら、それは単にどちらかが「美味しい卵」だったというだけで、赤卵と白卵という色の違いは何ら関係がないものだったんです。「赤卵の方が美味しい」は間違い。最初に言った人、責任は重大です(^^;
赤卵と白卵の殻、値段、黄身の濃さに違いがあるのはなぜ?
まずそもそもどうして卵の殻の色に違いがあるのか?実は白い羽毛の鶏が産む卵は白卵で、褐色や黒っぽい羽毛を持つ鶏が産む卵は赤卵です。赤卵がどうして赤いかというと、鶏が卵を産む際、卵管を通過するときに褐色の色素が卵の表面に付くからだと言われています。本当に、ただ色が付くだけなんですね。
ではなぜ赤卵は値段が高いのでしょう。褐色や黒っぽい羽毛を持つ鶏(名古屋コーチンは有名ですね)は、一般的な鶏と違い、えさを食べる量が多く餌代がかかります。でもだからと言って卵を多く産むわけではないため、卵1個にかかる費用は上がってしまいます。「赤卵の方が高級な卵」というのは、美味しさは関係しているのではなく、その文字通りの意味だったんです。
ちなみに黄身の色に違いが出るのは、鶏が食べたえさによって変わります。色の濃い野菜を食べたら、黄身の色が濃くなりますし、お米など色が薄いものを食べたら、黄身の色が薄くなるよう。「黄身の色が濃い=栄養価がより高い」というのも間違いだったんですね。いや、ビックリです。
これからは卵の色関係なく、心置きなくお安い卵を選ぶことができるでしょう(笑)。でも、もしどちらも同じ値段で売られていたら、やっぱりなんとなく赤卵を選んでしまうと思うのは私だけでしょうか(^▽^;)