今までお料理に色々なお砂糖を使ってきましたが、意外にもザラメ(中ザラ糖)は初めての購入(^^)。煮物などの和食はもちろん、お菓子作りにも大活躍のザラメについて、特徴や味、使い方などを詳しくご紹介したいと思います。コーヒーなどの飲み物に入れても美味しいですよ♪ ※今回はスプーン印でお馴染みの三井製糖の中ザラ糖を、近所のスーパーで買いました!
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中ザラ糖(茶色いザラメ)は、カラメルを含む結晶状のお砂糖 まろやかな風味とコクあり
砂糖は、含蜜糖(含みつ糖)と分蜜糖(分みつ糖)の2種類に分けられます。
●含蜜糖は、さとうきびの搾り汁を精製も分離もせず、糖と蜜が混ざった状態で煮詰めて作る砂糖のこと。…黒砂糖、きび砂糖など。
●分蜜糖は、さとうきびの搾り汁から糖蜜を分離し、砂糖の結晶だけを取り出して作るさとうのこと。…上白糖、三温糖など。ザラメはコレ!!
ザラメは分蜜糖に分類され、白双糖(しろざらとう)、中双糖(ちゅうざらとう)、グラニュー糖に分けられます。
★白双糖(しろざらとう)…無色透明の結晶、クセが無く上品な味。
★中双糖(ちゅうざらとう)…琥珀色の結晶、コクのある味。今回買った、茶色いザラメはコレ!!
★グラニュー糖…ザラメ糖の中で最も小さな結晶。透明でクセは無い。世界で最もよく使われている砂糖の種類。
※ザラメの中でも中ザラ糖は茶色っぽいことで、栄養価が高いと誤解されることがありますが、黒糖などの含蜜糖などと異なり、分蜜糖であるザラメはミネラルなどを除き砂糖としての純度を上げて精製されるため、栄養価はあまり期待できません…!
ザラメに適した料理は?煮物などゆっくり加熱する料理や、食感を活かしたお菓子にもおススメ
ザラメにおススメの料理は色々ありますが、普通の白砂糖に慣れている人にとっては使いづらいと感じることもあるかもしれません(^^;)。ザラメ(特に中ザラ糖)を料理に活用するポイントをまとめてみました。
★結晶であるザラメの特徴を活かす!
・煮物におススメ!煮物では一般的に最初に砂糖を入れることが多いと思うのですが、ザラメは溶けるスピードが遅いため、特にじっくりと食材に味が染みて美味しく仕上がります。時短メニューよりも、じっくりと時間をかけて調理する料理が適しています。
・ザクザクとした食感を残すのもおススメ!ザラメをそのまま口に入れると、カリカリした食感が美味しいです。じっくり料理しなくても、この食感を残せるような料理にあえて使うのも◎。ヨーグルトにかけたり、シュガートーストにしたり…、ざらめせんべいも食感が活かされていますよね。私はこのザクザクカリカリ食感を活かしてお菓子作りに活用しています。
★コクのあるカラメルの風味を活かす!
・料理の仕上がりがワンランクアップ!ザラメにおススメの料理としてパッケージには煮物、照り焼き、佃煮などが書かれていましたが、中ザラ糖は特にコクがあるため、奥深い味に仕上がります。
・温かい飲み物にも!ザラメは溶けるのに少々時間がかかるため、飲み物に入れるのをお勧めしない人もいますが…私はいつも温かい飲み物に入れています!コーヒーやミルクティ、ホットミルク、紹興酒とかにも(氷砂糖の代わりに)。確かに一瞬で溶けることは無いですが、コクが出て美味しいですし、少しずつ溶けることで味の変化も楽しめて私は好きです♪
★分量、甘みの強さを考慮して使う!
ザラメ(中ザラ糖)は上白糖(普通の白い砂糖)の代わりに使うことはできますが、分量と甘みが異なるため注意が必要です。大さじ1は、上白糖だと9g、ザラメだと13gです。
また甘みだけを比較すると上白糖の方が甘く感じます。ただ中ザラ糖だとコクが出る分、甘みだけではない深みがでるため、物足りなさは感じないことが多いです。(でも料理によっては甘さが足りない!と感じるので、加減を(^^;)。)ただ白ザラ糖(透明のザラメ)はコクは無いため、単純に甘みが足りなく感じることもあります。
ザラメ(中ザラ糖)、初めて買ったものの、私はかなりハマってしまいました(*^▽^*)!お菓子作りにばかり使っているので、普段の料理にも幅広く活用していきたいと思っています。参考になれば嬉しいです!
◎↓私が購入したスプーン印の中ザラ糖です!
◎↓この辺りのザラメもとても美味しそう!!!