市場でとてもお安くなっていた岩塩を見つけました。「飾っても良いし、金属のおろし金でおろしたり、砕いてミルサーに入れて使うと良いよ」という店員さんの助言を受け購入。色の綺麗なピンクソルトを中心に、ホワイトソルトも数個買ってみました。さぁ、塊の岩塩、どうやって使いましょう?(笑)
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岩塩の気になる栄養素は?綺麗なピンク色の正体
購入した岩塩の塊について書きたいところですが…、最初に岩塩の基本知識を。
岩塩は、私たちが普段使っている海塩とは異なるものです。海塩は海水の水分を蒸発させて作りますが、岩塩は長い時間をかけ塩の結晶が岩となり採掘されたもの。岩塩は別名「海の化石」とも呼ばれています。
岩塩にはピンク色をはじめ、赤に近かったり青系や乳白色など様々な色があります。本来塩の結晶は無色透明なのですが、不純物が混ざることで色が付くのです。ピンクソルトのピンク色は、赤鉄鋼の色で他の岩塩よりも鉄分が多いのが特徴なのですが、摂取しても体内には吸収されにくいため栄養面でピンクソルトを選ぶのは間違っているよう(ええ~残念。)。色が違うということは中の成分に違いがあるということなので、本来味も違うはずなのですが、塩辛さの中にも甘みや酸味、苦みなどが複雑に組み合わさっているため、一概にこの色は〇〇味、とも言えないみたいです。ただ一般的に、岩塩は「まっすぐではっきりとした強さのある味」と言われています。
ちなみに岩塩はミネラル(鉄分、カルシウム、マグネシウムなど)が豊富に含まれていると言われます。確かに普通のお塩よりもその量は多いのですが、そもそも塩は一回に摂取する量はごくわずか。ミネラルを岩塩から摂ろうとするなら、大量にお塩を使わなければなりません。そんなことをすれば健康に良いはずがないので…、要するに岩塩の栄養素を重視する意味は無いのです(^^;
岩塩を100均の「チーズ・チョコおろし器」でおろしてみる
さて、本題です。この岩塩の塊を料理に使うにはもっと細かくする必要があります。岩塩の塊同士で火打石のように打ち合うと細かく砕けるそうですが、二つの岩塩の塊が必要です。塊をタオルで包んでハンマーで叩くという方法もありますが、もうちょっと細かくしたい。(→この方法はミルに入れる時には便利みたいです。)
やっぱり店員さんの言うようにおろし器を使いたいなと思ったのですが、我が家には岩塩が削れるような金属のおろし器が無かったので、とりあえずダイソーへ直行(100円で何とかしたいという節約精神が働く)。ちなみに岩塩はとても硬いので、プラスチックはもちろんダメ。アルミもNGでステンレス製のおろし器がベストなんだとか。あるかと思っていた岩塩おろし器は売っておらず、…ダメもとでステンレス製の「チーズ・チョコレートグレーター(おろし器)」を買ってみました。
チーズやチョコをおろすために作られている商品ですが、結構しっかりしています。4面のなかで一番目が細かい面で岩塩をがりがりしてみたところ…ちゃんと削れました!!粗くしか削れないと思っていましたが、結構なパウダー状です。むしろ目が粗い面でがりがりした方が良かったかも。特におろし金が折れたとか曲がったということはありませんでしたが、岩塩専用ではないため、使い続けるとおろし金がダメになりそうな予感はします。でもこれ100円ですし、その辺は割り切ります(笑)
岩塩は濃厚でこってりとしたお肉との相性が良い!
削った岩塩をなめてみると、きりっとしたお塩の味がしっかりと分かります。でも「ああ、これぞまさにピンクソルトの味」という訳ではなく…お塩の微妙な味を読み取るのって正直難しいです。(要するに、素人には味の微妙な差はよく分かりません( ̄▽ ̄;))
でも一般的に岩塩は強いストレートな味であることから、それに負けない強さを持つお肉との相性が抜群だと言われています。中でも味が濃いお肉に合い、特に牛肉や羊、ジビエなどがお勧めだそう。あと岩塩は水に溶けにくい性質があるため、下味に使ったり炒め物やスープに使うのはあまり適しておらず、焼いたお肉に振りかけたり、付けて使う方が向いています。
とりあえず、シンプルにチキンステーキにちょんちょんと付けて食べてみます。(一緒に添えてあるのはホースラディッシュ。)チキンステーキは下味をせずに焼きました。…なるほど、シンプルだけど美味しい☆食材の味がとてもよく分かります。お塩で食べると、お肉の甘みを感じられて良いなぁ。これ、焼肉にも絶対合います!
まだまだ残っている岩塩。せっかくなので、おろし器を活用しつつ色々使ってみようと思います。多分数年使える分くらいの量があるので(大げさ?)、また新しい発見があったらこちらで追記させていただきます(^-^) 参考になれば幸いです。