お肉屋さんでふと見つけた「豚カシラ」。コメカミ、ホホ肉、と書かれているので顔の部位であることが分かります。お値段が比較的安かったので試しに購入♪下処理も最低限でOK、これがとても美味しかったのでご紹介します。お店でもし見つけたらぜひぜひ手に取ってみてください!!
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豚ホルモンの一つ、クセなくやや硬めで旨味がしっかり!炒め物や煮込みに
豚のカシラはホルモン(=もつ)の一つ。こめかみから頬にかけての部位で、居酒屋さんや焼き肉店に時折「こめかみ」「ほほ肉」の名称で取り扱っていることがあります。ホルモンというとクセが強く下処理に手間がかかるイメージがありますが、カシラは最低限の下処理をすれば、あとは炒めたり煮こんだり、好きな調理法で楽しむことができます。手軽に楽しめる肉の部位ですが、一般的にはあまり流通していません。カシラは質が落ちるのが早くスーパーで陳列されないことがほとんど。量が少ないため、お目にかかることも少ないのです。
カシラの特徴としては、こめかみからほほまでの部位なので筋肉が発達しています。肉質はやや硬めですが、脂身が少なく旨味が強いです。→ゼラチン質が多いことと、肉質を柔らかくするため、下味をつけてから調理した方が美味しく食べられます。
酢に漬け込んでから炒めると柔らかくなります♪
以前このサイトで鶏肉をパサつきなくジューシーに仕上げるのには、鶏肉1枚に対して大さじ1のお酢に漬けると良いという記事を書きました☆これ、実は豚肉にも応用できます!カシラ肉でなくてもぜひ試してみてください(^^)
今回は豚カシラ200gに対してお酢大さじ1、塩とコショウ(→今回はコショウの代わりにヒハツで代用)、チューブのにんにくとしょうがを入れて、よく混ぜ込んで30分ほど置きました(肉質がしっかりしているため、漬け込み時間は長めで)。お好みで塩の代わりに醤油を入れても◎
漬け込み終わったら、片栗粉をまぶして、油のひいたフライパンでこんがりと焼きます。
8割がた焼けたら、一旦取り出し野菜を投入。今回はもやしと小松菜を入れました。
お肉を戻して麺つゆを回しかけて味を整えたら完成です(*´▽`*)
初めての豚のカシラは…美味しい!!!コラーゲンが多いからなのかぷりぷり。口の中にジューシーな旨味が広がります。豚バラブロックを我が家ではよく使いますが、それと比較するとカシラは脂肪が少ないため、比較的あっさり食べられるかも。確かに歯ごたえはしっかりしていますが、固くなく美味しく食べられました(やっぱりお酢の漬け込みが良かったから?笑)。
もし豚のカシラを煮込み料理にするなら、普通の豚のかたまり肉を使う時よりも時間をかけて煮込んだ方が良いかも。ただシンプルに炒めるだけでも十分美味しいので、初めて買う人はとりあえず炒め物にするのが良いと思います♪
豚のカシラ、さほど高くないですし(他の豚肉の部位と同じくらいの金額)、見つけたらぜひ買ってみてください( *´艸`)これはハマる人はハマりますよ~
合わせて他の豚ホルモン、豚マメ(腎臓)、フワ(肺)も是非どうぞ♪
◎↓とりあえず…豚カシラの入った豚串セットでも載せておきます~ビールが進みそう!!◎