先日、商店街にある八百屋さんで「セレベス」を見つけました☆里芋の一種とのことで、迷わず購入!粘りが少なく調理しやすく、ほくほくしていて美味しい!珍しい品種で名前も聞きなれないですが、日本でも作られている里芋なので、直売店などでもちょこちょこ売られています。今回はそんなセレベスの特徴や食べ方を詳しくご紹介したいと思います(*ノωノ)。
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11月・12月が旬! セレベスとはインドネシア生まれの里芋 親芋・子芋の違い
セレベスは、インドネシアのセレベス島(現スラウェシ島)か生まれの里芋で、日本では千葉県を中心に栽培されています。芽が赤色であることから、日本では「赤芽芋(赤目芋)」と呼ばれています。似たものに「赤目大吉」という品種もあります。収穫時期は9月~1月。旬は11月、12月です。
里芋には「親芋」「子芋」「孫芋」があります。栽培の際は種芋を植えますが、最初にできた部分が「親芋」。そこから芽がでて茎が出て葉が付き、土の中では、「子芋」や「孫芋」が増えていきます。「親芋」は大きく丸みを帯びているのに対して、「子芋」「孫芋」は小さく、しずくのような形をしており、品種によってどの芋を食べるのかは異なります。セレベスは「親子兼用品種」と呼ばれ、「親芋」と「子芋」が食べられます。孫芋はできません。ちなみに一般的な里芋は、親芋は食べず、子芋と孫芋を食べます。今回買ったセレベスは「親芋」と書かれていました。手のひらにドーンと乗るくらい、重量感がありとても大きい!普通親芋は固いことが多いのですが、セレベスは身がつまってほくほくとした食感が楽しめます。
こちらは「子芋」。普通の里芋にパッと見は似てますが、セレベスの子芋は赤っぽいです。親芋も子芋も、調理法は同じです。
セレベスのあく抜きは必要?下処理方法《皮を厚めに向いて、水にさらし、下茹でする》
赤芽芋と呼ばれるセレベスですが、カットしてみると中はこんな感じ!白っぽく繊維が見えます。
セレベスにはアクがありますが、あく抜きは必ずしも必要ではありません。余裕があればきちんとあく抜きをすることをお勧めしますが、加熱することで苦みはえぐみは感じにくくなるため、私はあまりしないことが多いです(;´∀`)。下記はあく抜き方法ではありますが、美味しく食べるためのおススメの下処理でもあります。
(1)皮を厚めに剥き(皮のちかくにアクがあります)、塩もみをして流水できれいに洗います。↓私の場合は、大抵皮を厚めに向いて、水に浸してから流水できれいに洗うくらいです(;^_^A。ちなみに里芋に比べて粘りが少ないため、切りやすい!親芋だと特に大きく切る時に安定するので、とても扱いやすいです。
(2)茹でることである程度アクが抜けます。茹でる場合は、米のとぎ汁でゆでると米のでんぷんがアクを吸収するため、効率的です。(でも都合よく米のとぎ汁を用意できないことが多いので、私はやってないですw)↓このアワアワがアクです。ちなみに煮物にする場合は、一度軽く茹でてから、水を替えて調味料を入れて煮込むと味が良く染み込みます。
茹でるのが面倒な時は、レンジでもOKです。ひたひたの水を入れてレンジでチン。煮込む系やスープ類の場合は、中まで火が通ってなくて大丈夫。サラダや揚げ物の時間短縮をしたい場合は、楊枝がスッと通るくらいまでチンします。
煮物はもちろん、唐揚げ、お味噌汁、サラダ、グラタンに!
里芋であるセレベスは煮物にすることが多いですが、我が家は息子が煮物嫌いなので、煮物以外で(^▽^;)。
子どもも食べやすい揚げ物に!我が家で大好評のメニューです。下処理で8割がた火を通したセレベスに衣をつけてあげ焼きをします。鶏の唐揚げの衣と同じものでも良いのですが、我が家は片栗粉に乾燥パセリ、にんにくパウダー、顆粒コンソメを加えています。味は薄めにして、ケチャップなどを付けても◎!
からりと揚がりました~!食べてみると…ホクホクで美味しい( *´艸`)♪調理するときはねばねば感が弱いと感じていたのですが、食べてみると里芋らしいねっとり感が少しあります。でもとにかく食べやすい!セレベスの揚げ物なら、里芋はちょっと苦手という人もトライしやすいんじゃないかと!ちなみに息子、里芋はもともと苦手でしたが、揚げ物にしたことで大好物になりました。子どもにも喜ばれますよ☆
お味噌汁に!豚汁などに里芋を入れるのはよくありますが、普段のお味噌汁にもおススメ。お味噌汁の場合、少しとろみが出るのが嫌でなければ、下茹でせずに、水から茹でて、柔らかくなったら味噌とだしを後で加えて完成!ぬめりが嫌な場合は、他の料理と同じように軽く下茹でして、水を取り替えてお味噌汁を作ってくださいね。↓私は下茹でせずに作りました。具材は、セレベスとわかめで。じゃがいものお味噌汁とはちょっと違う印象。これはこれでとっても美味しい!ぬめり・とろみは少しある程度なので、あまり気になりません。
サラダ、グラタンに!茹でてつぶしたセレベスと、好きな具材(今回はコーン、茹でて刻んだブロッコリーとネギ)と、マヨネーズ、塩コショウ、顆粒コンソメを混ぜ混ぜ。
サラダの場合はこれで完成!(キュウリやハム、ミニトマトなどを入れるともっとサラダっぽいかも。)ポテトサラダよりも、コクがある感じがとても上品な仕上がりになります♪今回は、これを耐熱容器に入れて、ピザ用チーズを乗せてトースターでチンしてグラタンに☆
これが…めちゃくちゃ美味しかったー!!ホクホクねっとり、ジャガイモと里芋のいいとこどりというセレベスらしさがいきてます(*‘∀‘)。煮物も良いですが、洋風レシピも合いますよ!セレベスがあれば、定番のじゃがいも料理、里芋料理はなんでも作れちゃいます。
セレベスは粘りが少ないので里芋よりも扱いやすく、ジャガイモにはないコクのあるねっとりした味わいが楽しめます。見かけたら是非お試しくださいね(/ω\)!!
◎↓身近なお店で売っていない場合は、ネットでも販売されています◎
◎↓里芋と言えば芋煮…セレベスじゃないのですが、あまりにも美味しそうだったので載せておきますw◎