食材を色付けするのに自然なものは無いかな、と思い見つけた「紫いもの粉」。使ってみると本当にキレイな紫色が出て良い!でも使い方にちょっとしたコツが必要で、失敗すると毒々しい色になってしまうようです(^^;
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紫いもは食物繊維やビタミンなどの栄養も豊富!
紫いもパウダーはじっくり焼いた紫いもをを粉にしたもので、紫いもの栄養素がそのままとれる自然な素材。紫いもはさつまいもの一種ですが、栄養価はずっと良く、特徴的なのはこの青紫色のアントシアニン(ポリフェノール)が豊富に含まれていること。アントシアニンは目の疲れ、かすみや夜間視力の回復にも効果があるのだとか。またリンゴの5倍以上と言われるビタミンCが含まれ加熱にも強く、美肌効果も期待できます。さらに紫いもにたっぷり含まれる食物繊維は便通にもよく、血液中のコレステロール値を低下させる作用や血糖値をコントロールする働きがあるため、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に良いそう。
紫いもパウダーはただ色付けの意味で買ったのですが、こんなにも健康に良いと知ると使わない手はありません!
卵白やベーキングパウダーと組み合わせると変色する
この紫いもパウダー、パッケージにはこんな注意書きがありました。
「※ご注意! 卵白、ベーキングパウダーなど、アルカリ性の食材を使用すると変色しますので、酸性のレモン汁などを加えてご使用ください。(変色はアントシアニン色素の影響ですので、人体に影響はございません。)」
えーそうなの?!パウンドケーキに使いたかったのにー!
調べてみると、普通に卵やベーキングパウダーと一緒に使い「毒々しい灰色になった」という情報がたくさん!ケーキを焼くのにこれらは必須ですが、綺麗な紫色にするには入れては駄目。でもしっかり注意をして使ってみたら、ちゃんと綺麗な紫色が出てホッと一安心。
私が作った紫いものパウンドケーキはこんな感じに。(マーブル模様は綺麗にでませんでしたー泣)
参考までに私が作った方法を記しておきます。
変色しない紫いものパウンドケーキのレシピ
材料(パウンドケーキ一本分)
Aホットケーキミックス …200g
A豆腐 …100g
A油 …大さじ2
A牛乳 …50㏄
●紫いもパウダー …20g
●レモン汁 …小さじ1
●水 …50㏄
●砂糖 …30g
作り方
1、Aをよく混ぜる。(豆腐はスプーンの背で良くつぶすように。)
2、●をよく混ぜる。
3、Aを半分にして、一方はそのまま、もう一方に2を加える。
4、クッキングシートをしいた型に3をランダムに入れて、お箸でぐるりと混ぜる。(私はここで一度しかぐるりとしなかったのですが、3回くらいぐるりとしないとマーブル模様になりません…反省。)
5、180℃で熱したオーブンで35分ほど焼く。(私は綺麗に焼くために、焼いている途中で表面が乾いたら包丁で一本切れ目を入れています。)
出来上がりです!綺麗な紫色がでましたー!灰色にならずに嬉しい!!この紫色の部分、レモンと共に砂糖を入れて、プレーンの部分とは味の違いを出しました。ほのかな紫いもを感じてとても美味しいです☆甘さは控えめになっています。
紫いもパウダーの活用法、色々使えて美味しくキレイ!
他にもいろいろな料理に使ってみたので載せてみます。
「子供向けの簡単カップデザート」。カップの底はビスケットを砕いたものを入れ、真ん中はプレーンの水切りヨーグルト、その上に紫いもパウダーを加えた水切りヨーグルトを乗せ、子ども用お菓子を並べてみました。甘味料としてオリゴ糖を加えましたが、これはお好みで。ビスケットの代わりに食パンで作れば赤ちゃんでも食べられます。
紫色がとてもきれいに出て、一番紫いもの味わいを感じられる使い方です!
こちらは、「アジアン風ココナッツ焼き餅」。ココナッツロングと上新粉を混ぜてもちっとした食感のデザートにしてみました。(レシピはこちら!記事の真ん中あたりにレシピがあります。)
こちらは「二色団子」。紫いもパウダーを混ぜた方が、玉を作るときに手にくっつかずとても扱いやすくなってビックリ!!見た目も良く、味も良く、お花見にもピッタリです。(レシピはこちら!記事の後半にレシピがあります。)
これならおもてなしにも良いですし、お祝い事にも使えるかも!
紫いもパウダーは色付けに最適ですが、コツがいることを考えると何度か色々と使ってみるのが良いかも。特にパンや焼きケーキは注意が必要なので。でも自然の素材で子どもにも安心してあげられるので、とてもお勧めです!
追記:紫いもパウダーで色々作ってみたので、再度ご紹介です
これはココナッツミルクに混ぜて。和のアジアンデザートにしてみました。やっぱり、色が綺麗です(^-^)
こちらは白いんげん豆を潰して作った、白あんぜんざいです。白玉が紫色だと、白あんが映えます☆彡
これは紫いものマシュマロムース。マシュマロ50gをレンジ(500wで20~30秒)でチンして、ヨーグルト150gと紫いもパウダーを混ぜて冷蔵庫で冷やし、仕上げに再度紫いもパウダーを。これ、簡単でとっても美味しいです♪(時間があるならチンをせずに、マシュマロとヨーグルトを混ぜて一晩冷やすだけでも固まります。)
紫いもパウダーの変色が怖くてなかなか勇気がでませんでしたが、レモン汁を混ぜずにレンジで蒸しパン(シリコンスチーマーを使用)を作ってみたらどうなるかやってみました。(怖くて少量混ぜただけですが…) すると…わーほんとだ!よく見るとまるでカビが生えたような灰色っぽい緑色の箇所が所々にあります(;'∀') これパウダーの量が多かったら、本当に全体的にどす黒い汚い色になるかもしれない。怖すぎます。皆さま、やっぱりきちんとレモン汁を加えて作るのが無難です!!