たまにIKEAに訪れると、ついついスウェーデンフードマーケットに立ち寄ってしまいます。私がお店に行くのは年に数回なのでIKEA通の方に比べたらまだまだですが(笑)、日本にはないスウェーデンらしい食材と出会えるのがとても楽しいです(^^)!今回は先日購入したリンゴンベリージャムをご紹介。日本ではジャムはパンに塗るだけ…と考えがちですが、スウェーデンでは肉料理などに積極的に使われます☆今回は、リンゴンベリージャムの美味しい食べ方をご紹介します。
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肉やじゃがいもの伝統料理の付け合わせに使われるリンゴンベリージャム
リンゴンベリー(コケモモ)は、フィンランド全国に自生している植物。数ある天然ベリーの中で、収穫量の最も多い果実の一つです。簡単にジャムに加工でき、保存が容易であり、ビタミンEなどが豊富に含まれることから昔から好まれて食べられています。ブラッドソーセージ(血液を加えたソーセージ)や、クロップカーカ(肉や野菜を詰めたじゃがいものお団子料理)、ピーテパルト(じゃがいもと大麦のお団子料理)、ポテトケーキ(すりおろしたじゃがいもも焼いた料理)、ロールキャベツといった肉やじゃがいもを使った伝統料理にリンゴンベリージャムを添えるのはとても一般的。もちろん最近はパンケーキなどに添えたり、ミートボールやビーフシチューなどの肉料理の薬味としても楽しまれています。
IKEAではミートボールに添えられているのが定番の人気メニュー
IKEAが出している、このリンゴンベリージャムの影響はとても大きく、IKEAの多い北アメリカでも食卓に並ぶことが多くなったよう。IKEAのレストランではスウェーデンの家庭料理として、ミートボールとグレイビーソース、マッシュポテトにリンゴンベリージャムが添えられたメニューが定番メニューの一つになっています。
↑材料を見ると、本当にジャムです!日本人の感覚だと、ジャムを肉料理などの付け合わせに使うことが衝撃ですよね。スプーンですくって食べてみると、…酸味と甘みがしっかりとある、れっきとしたジャム!(笑)ベリー系のジャムで、苺ジャムやブルーベリージャムに比較的近いかな?普通にとても美味しいです(*^^*)
せっかくだから料理に使って楽しんでみると、本場っぽい♪
まずは初心者向け☆パンに塗って食べると、もちろん間違いなく美味しいです。甘酸っぱさがなんとも言えない♪でも正直普段食べているジャムと大差が無いです(^▽^;)
市販のチーズ蒸しパンをアレンジして作って即席ケーキ。仕上げにリンゴンベリージャムを乗せました。程よい酸味が合うー♪
次は、お肉料理に合うソースに!ステーキやチキンソテー、ハンバーグにぴったり。実は今回は混ぜ合わせただけのものをお皿に添えたのですが、お肉を焼いた後のフライパンにソースの材料を入れて煮詰めるか、混ぜ合わせたものをレンジで1~2分加熱した方が酸味が抜けて美味しいです!以前バルサミコ酢の記事で、はちみつとしょうゆを合わせたソースを紹介しましたが、それに近い感じ♪分量は一応記しましたが、お好みで調整を☆
(ソースの材料)
・リンゴンベリージャム …大さじ2
・バルサミコ酢 …大さじ2
・しょうゆ …大さじ1
リンゴンベリージャムのドレッシングも!こちらは分量は適当(すべて同じくらいの量で)で大丈夫です。上記のソースの材料である、リンゴンベリージャム、バルサミコ酢、しょうゆに、マヨネーズとオリーブオイル、塩コショウを加えました。ドレッシングなのにフルーティーでちょっとびっくりしますが、日本にはない味わい。(甘みが気になるならジャムの量は減らしても。)フルーツサラダに近くて斬新。意外にもマヨネーズとよく合います♪
スウェーデン料理風に、本当はミートボールを使いたいところですが…、チキンソテー盛り合わせに添えてみました!合わせているのは同じくIKEAのクリームソース。さてこういう組み合わせはどうかな~。…うん!ごめんなさい、日本人の口には合わないかも!!(^▽^;)ジャムのパンチが強すぎて…。やっぱりバルサミコ酢を加えるなどして甘さが際立たないようにした方が、日本人は美味しく感じるかもしれません(笑)。でもこれがスウェーデン料理の食べ方ではあるので、気になった方はぜひ挑戦してみては?♪
何にせよ、海外の色々な食べ方を知るのは楽しいです(^^♪リンゴンベリージャムを使って、遠い異国の味を家で味わってみませんか?(*´▽`*)
追記:IKEAのリンゴンベリーシロップもおススメですよ!!