先日魚屋さんに行ったら「ぎばさ」という海藻(?)を見つけました。ヘルシー食材好きの私…買わずにはいられません(^▽^;)。地方によって食用どころかゴミ扱いされるというこの海藻、実はスーパーフードとして最近は注目されているというのですから驚きです!
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日本国内で獲れるのに認知度は低い…でもその驚くべきはその栄養素
ぎばさは、ホンダワラ科のアカモクという海藻。日本国内の沿岸で収穫されますが、食用にするところは少なく、養殖場や船のスクリューに絡むことから
邪魔者扱いされることも珍しくありません。そんなぎばさですが、限られた特定の地域では郷土食として愛されてきました。特に秋田では、豪雪と冷たい季節風で生野菜を育てることが厳しかったため、昔から栄養補給のために食べられてきたよう。ぎばさという名前は主に秋田で使われる名称で、他にはギンバソウ(山形)、ナガモ(新潟)、ナガモク(千葉)、ギンバ(京都)などと呼ばれています。
ぎばさはとても生命力が強く、ワカメなどが育ちにくい環境でもすくすくと育ちます。冬が終わり春の初めに収穫されることから「春告げ草」とも呼ばれます。注目すべきなのは栄養価。ポリフェノール、フコイダン、フコキサンチン、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、実にヘルシー。その中でも特に注目すべきなのが「フコイダン」で、ねばねばの正体でもあります。このフコイダンについては研究中でまだまだ解明されていない部分も多いのですが、今推測されているだけで肝機能の改善、血圧の上昇を抑える、抗菌作用、アレルギーの抑制、コレステロールの低下、癌予防などの効能があります。
一点注意すべき点として、ぎばさに限ってのことではありませんが海藻類にはヨウ素が多く含まれており過剰に摂取すると過剰症が起こることも。妊娠中や授乳中は食べ過ぎに注意してください。
市販品は下処理済、そのまますぐに食べられる!ねばねば食材と合わせても◎
ぎばさの市販品は、湯通しされ食べやすい柔らかい部分だけが刻まれて入っています。(今回買ったものも、特に「加熱済」などの記載はなかったのですが、「加熱済」です!そのまま食べられることをアピールするために、『おさしみ ぎばさ』という名称にしたのかも。)
食べ方は「お好みのタレで」「ごはんに」「スープやサラダに」と書かれていました。
とりあえず、パッケージから出してみます!確かに…すごいねばねばです!!
このねばねば感をうまく撮ろうと粘ったのですが、ごめんなさいうまく撮れませんでした…( ノД`)。糸を引いています!!とにかく、ねばねばです。私はポン酢をかけて食べてみました。…初めての食感!ねばねば感は決して珍しくないと思うのですが、どこかシャキシャキとしているような…私は口に少々残る感じがお茶っ葉を連想しました。もずくやめかぶが大好きな4歳息子にあげてみたら、ぎばさは口に合わなかったよう。いつもと違う食感に抵抗があったみたいです。
味に個性はないので、他のねばねば食材(おくら、納豆など)と合わせてもいいし、豆腐やご飯に乗せてもいいかも。生卵や、薬味(ネギ、しょうが、みょうがなど)をプラスしても。私は結構好きな味ですが、もしかしたら好みは分かれるのかなぁ。
私はハムと茹で大豆と合わせて、ポン酢とごま油を和えてみました。もちろん美味しい☆意外どころで、スープやお味噌汁の仕上げに加えるのも楽しいかも。
住んでいる地域によっては手に入る入らないが大きく分かれそうですが、物産展や通販でも取り扱っていると思うので興味があればぜひ!ダイエット中の方にもお勧めですよ(*^^*)