見慣れない「ゴジベリー」というドライフルーツを見つけました。よくよく見ると…あれ、なんか見たことがある!これ杏仁豆腐などにトッピングされている「クコの実」のことだったんです。知らないようで食べたことがある人が多いゴジベリーについてまとめてみました。
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平安時代から食べられていたクコの実、最近は”スーパーフード”として注目
ゴジベリー(クコの実)は実は日本でも古くから食べられてきました。中国では約3千年前から薬膳として使われてきましたが、平安時代に日本に入ってきてその後徳川家康も好んで食べたとか。長く「不老不死の実」とされ好まれてきましたが、最近になって海外セレブがスーパーフードとして積極的に摂るようになり注目されているようです。
こんなにもゴジベリーが好まれるのはその栄養価の高さ!この小さな粒に、タンパク質、抗酸化物質、必須アミノ酸、さらに20種類以上のビタミン・ミネラルが含まれています。効能としては、疲労回復、免疫力の向上、冷えや肩こり・腰痛の緩和、目の疲労回復・視力回復、生活習慣病予防、美白・美肌・ダイエット・アンチエイジング効果、更に女性ホルモンに似た作用を持ち、ホルモンバランスを整えてくれる効果が期待できます。
そのまま食べても良いが、湯戻しした方が柔らかく食べやすい
ゴジベリーは生のままで売られていることはほぼ無く、基本的にドライフルーツとして売られています。輸入食品のお店にあったり中華食材のコーナーにあったり、栗きんとんのトッピングなどにも使われることから和の食材の乾物コーナーに置かれていることもあります。
ドライフルーツとしてのゴジベリーはそのまま食べることができます。大きさはレーズンほど。口にすると、程よい甘さとほんの少し酸っぱさもあるかも。ちょっと歯にくっつきます(笑)大きなクセは無く食べやすい味なのですが、これだけを食べ続けるには少し物足りなさも。
とりあえず、ヨーグルトのトッピングに。一緒に乗せているのはドライフルーツのゴールデンベリー(食用ほうずき)。はちみつをかけて甘みをプラスしました。うん、食べやすく美味しいですが、ヨーグルトと食感が違い過ぎてちょっとなんとも(^▽^;)だったらまだレーズンの方が食べやすいかなぁ。
そのまま食べてみてちょっと食べにくいと思ったら「湯戻し」してみましょう☆器にゴジベリーとお湯を入れて15分ほど。水気を切ったら驚くほど柔らかく食べやすくなります!
やわらかくしたゴジベリーを、タピオカスイーツにプラスしてみました。これを作るのにタピオカを15分程茹でたのですが、乾燥ゴジベリーも一緒に茹でちゃいました。少し赤い色がタピオカに移っちゃいますが、…気にしない!白いんげん豆と牛乳で作った白あんとパイナップル、仕上げにはココナッツクリームをかけて。こうやってゴジベリーを乗せると色合い的にもとても鮮やかに本格的なスイーツに見えます♪茹でたことでしっかり水分を含み、とても食べやすい!!多少手間ですが湯戻しした方が断然美味しいと、私は思います(*^-^*)
このゴジベリー、料理にも使えます!中華スープに。お野菜にあらかた火が通ってから鍋にゴジベリーを加えました。少し色が抜けたかな?スープに甘い実が入っているなんて新鮮。こうやって食べた方が甘みが強く感じるのが不思議です。中国ではお粥などご飯と一緒に調理されることも多いそうですが、個人的には…どうなんでしょう(;・∀・)(酢豚にパイナップルが入っている感覚に近いのかも??←うーん、うまく例えられない…。)
湯戻ししたゴジベリーを紫水菜のサラダのトッピングに。真ん中には茹でた乾燥トウモロコシと大豆の水煮とマヨネーズをペーストにしたものを乗せています。…これは美味しい!程よい甘さがサラダにはちょうどいい♪今回は美味しいオリーブオイルがあったので全体的にはシンプルに仕上げましたが、ゴジベリーに甘さがあるので少し酸味のあるドレッシングとも合うかも☆
ゴジベリーはよく栗きんとんのトッピングにも使われるように甘いお芋との相性も抜群です!カボチャやさつまいものサラダにレーズンを入れる人もいると思いますが、その感覚で湯戻ししたゴジベリーを加えてみて。←お勧めです!
ゴジベリーのドライフルーツを試してみて、個人的には「湯戻ししてスイーツまたはサラダに加える」というのがベストだったように思います。見た目も綺麗に栄養もプラスでき、和洋中何でも使えるのが嬉しいですよね。手軽に日々の料理に使うのも良いのですが、これからクリスマスや年末年始でおもてなし料理を作る人は、ぜひ料理にゴジベリーを加えてみてはいかがでしょうか(*'▽')
◎↓これです~♪