最初に書いておきますと…私は魚をさばくのは得意ではありません。
でも魚は大好きで、スーパーではつい切り身を買ってしまいます…。
今回、漁港の朝市に行き、新鮮なセイゴを購入できたので頑張って調理してみました!
魚のさばき方などは初心者ですので温かい目で見守って頂ければと思います。笑
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セイゴは成長するとスズキになる
こちらが購入したセイゴ。朝市で200円で買いました!
セイゴは漢字で書くと清子。
出世魚で、大きくなるとスズキになります。
関東では1年もの、2年もので、20センチ~30センチくらいのものをセイゴというそう。
2~3年もので40~60センチくらいはフッコ(関西ではハネ)、4~5年以降の成熟魚はご存知スズキと呼びます。
東海ではスズキをマダカと呼んだり、宮城県では小さなものはセッパと呼んだり、有明海産はハクラと呼ばれたり、これは…なかなか覚えられません。笑
スズキは1mを超えるほど大きくなりますが、こちらのセイゴは約30センチ。
シュッとしたお顔をしています。
初心者の私がセイゴをさばいてみた
最初にうろこを取ります。私はダイソーで買ったうろこ取りを使用しました。
(うろこ取りの記事はこちら!)
腹ひれから胸ひれにかけて直線に包丁を入れて、頭を落とします。
結構骨がしっかりしていました。(出刃包丁が欲しいな…。)
頭を引っ張ると内臓の一部がするするっと抜けます。
腹から肛門にかけて包丁を入れて開けたらこんな感じ。
この人差し指が刺している部分、全体的に結構頑丈な膜があります。
この膜に包丁を入れて、内臓をはがしていきます。
結構力を入れても膜は破れないので、内臓は綺麗に取れるんです。
膜を除くと、血のかたまりが結構引っ付いていますので、歯ブラシでこすって落としました。
初めてやったやり方ですが、これ良いです。指でこするよりも綺麗に汚れが落ちます。
はい、綺麗!
ここから尾の方に切れ目を入れて、3枚におろしてとりあえずは完成です。
写真が少なくてごめんなさい。
自信をもってさばけるようになったら載せたいと思います。
頭や骨の周り、ここも捨てずに調理します!
セイゴは刺身でも、煮ても、焼いてもOK!ムニエルやカルパッチョも美味しい
今回、このセイゴは漁港で購入したのですが、販売していた方にどんな食べ方がお勧めか聞いてみたところ
「刺身やカルパッチョも良いし、シンプルに焼いてもムニエルにしても美味しい」とのこと。
三枚におろしたものを一口大に綺麗に切れたら、刺身にしたいなぁと思っていたのですが、うーん、やっぱりちょっと汚い。
カルパッチョにしてごまかそう作戦で、このような形になりました。
味付けはオリーブオイルとハーブソルトでシンプルにしてみました。
食べてみたら…わー、美味しい!!
淡白な味ですが、旨味と甘みを感じます。
クセが無くて食べやすい!これは「嫌い」って人もそんなにいないでしょう。
ちなみに、漁港ではスズキの唐揚げを食べさせてもらいました。
身はふんわりしっとりジューシー、特に揚げたてをハフハフしながら食べたので絶品でした。
セイゴの唐揚げも、確実に間違いなく美味しいでしょう。
ちなみにムニエルにする場合は、皮付きのまま小麦粉をまぶして焼くのが良いそう。
皮目をじっくりカリッと焼くことで、皮の風味も楽しめるそうですよ。
生臭くないアラ汁にするための処理を
アラはもったいなかったのでアラ汁にしてみました。
アラは最初に塩を振って1時間くらい冷蔵庫で寝かせておきました。
塩はかけ過ぎても大丈夫。臭みや余分な水分が出てきます。
次にいわゆる「霜降り」です。
沸騰して火を止めた鍋にアラを入れて全体が白くなったら、取り出して水に落として、汚れやぬめりをしっかり落とします。
本来はこのままアラ汁に使えますが、我が家は子どもが小さいため、この時点で骨や残ったうろこなど食べられない部分は手で取り除きました。
お湯に入れたことで茹でた状態となり、簡単に身と骨は離れます。
アラ汁はここから酒を加えた湯にショウガとねぎの青い部分と魚を入れて、煮立ててから味噌を加えて作ります。
が、我が家は味噌を入れずに、塩とお醤油を入れてお吸い物風にしてみました。
骨を除いたことで見た目が寂しくなったので、ワカメ投入。
…もはらアラ汁という見た目ではない。笑
(このワカメスープに見えるものが、一応アラ汁。)
味は、…絶品です!!
アラは最高に良い出汁になりますね、具をほとんど入れなくてもスープだけ何杯でも飲める味です。
最初に簡単ながらもきちんと処理をしておけば、決して生臭いことはありません。
このスープの味を求めて、アラだけでも欲しいくらいです。
まだまだ魚に関しては初心者中の初心者ですが、自分でさばいて調理をすると、色々な発見があり喜びがあります。
このセイゴをきっかけに、少しずつ色々なお魚に挑戦していこうと思います。