上野のアメ横で購入したお豆。インドやアメリカ、ヨーロッパでもよく食べられるひよこ豆です!チャナダル(チャナダール)は挽き割りなので火が通りやすく調理がとっても簡単♪スープに入れるのがおススメですよ(*'▽')チャナダルについて、特徴や食べ方を詳しくご紹介します。
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インドではダルカレーによく使われる、皮なしの割った乾燥ひよこ豆
ひよこ豆と言えば、まるまるとしたお豆で缶詰タイプをイメージする人が多いと思います。乾燥豆もありますが、実際茹で時間が長く少々手間。そんな時は皮が除かれて割った挽き割りタイプのチャナダルがお勧めです。
ちなみにひよこ豆の最大の消費国はインド。宗教的な理由でベジタリアンが多いため、肉の代用品としてよく使われています。栄養価がとても高く、タンパク質、ビタミンB、ビタミンE、イソフラボン、ミネラル(カルシウム・マグネシウム・カリウム)などが豊富。糖質は高めですが、高たんぱく・低脂肪・低カロリー。健康志向の方にもお勧めのお豆です。ちなみに呼び名はひよこ豆、チャナダルの他に、チックピー、ガルバンゾー、エジプトマメとも呼ばれています。
用途としては、インドではカレーに使われることが多く「チャナ(ひよこ豆)・マサラ」として親しまれています。中東ではひよこ豆にタヒニと呼ばれるゴマのペースト、オリーブオイル、レモン汁などを混ぜペースト状にした「フムス」にしてパンなどに塗ってよく食べられています。また生のひよこ豆をすりつぶして丸め油で揚げた「ファラフェル」や、炒った乾燥豆をスパイスと合わせて挽いたふりかけ「ポディ」など、様々な食べ方ができます。あとはヨーロッパや日本では、シンプルに茹でたひよこ豆をサラダのトッピングにしたりすることも多いです。
チャナダルの茹で方(基本&手抜きバージョン)、アレンジレシピ
せっかくチャナダルを買ったので本場のレシピを…と思ったのですが、色々スパイスを揃えるのが面倒だったので、今回は日本で気軽に調理できる方法をご紹介します(笑)。実はこれ、和食にも合いますしとってもアレンジしやすいお豆なんですよ♪
★まずは基本の茹で方を。量は250gくらい茹でるのがちょうどいいかな?浸水はしなくても茹でられますが、茹で時間短縮のためしておくのがベター。皮付きではないため、浸水時間は20分ほどでOKです。
たった20分でも水を吸っているのがわかりますか?(^^)これで充分。※挽き割りタイプは茹でてつぶして使うことが多いので、2、3時間浸水しても問題ないです!水をたっぷり吸ったら、水を切ります。
鍋に豆と水を入れます。水量は私はいつも目分量なのですが…大体3倍くらいが目安。圧力鍋なら5~8分煮て自然冷却、普通のお鍋なら30~40分煮込みます。浸水時間を2、3時間しているなら煮込み時間は半分以下でOK。逆に浸水していないなら多めに煮ます。私はこの後スープにしたかったので、たまねぎを半分にしたものも一緒に投入!笑 トロトロのやわらかめにしたかったので、圧力鍋で8分煮ました。
茹で上がりました~♪基本の茹で方はこんな感じです(*'▽')お湯を切ってそのまま食べられますが、私はここから2つの料理を作ります!
★さてアレンジレシピです!インドのスパイシーなハンバーグのような料理「シャミー・ケバブ(カバブ)」風のおかずを作ってみました。本来はマトンや牛のひき肉を使うことが多いのですが、今回は豚ひき肉を。カレースパイスに加えてチリパウダーや青唐辛子を入れてピリ辛に作るものですが、子供でも食べやすいようにカレー粉少々で代用しています。
茹でたチャナダル約120g、ひき肉約150g、卵1個、カレー粉と塩少々、にんにくとしょうがのチューブを各3センチ分ぐらい合わせます。
ちなみに…本来のシャミーカバブは茹でた豆に肉を加えて炒めたら、青唐辛子や玉ねぎを入れフードプロセッサーで混ぜ成形し、卵をくぐらせて焼いて作ります。→簡単レシピに改良しちゃいました(笑)。これをフライパンでこんがり焼いたら出来上がりです(^▽^;)
シンプルな味わいなので、チーズとマヨのディップソースを添えてみました。(今回は小岩井のぬるチーズとマヨネーズを混ぜたものを。粉チーズでも美味しいかと♪)お肉だけよりもほっくりしっかりする感じ。ハンバーグとは全然違う食べ物ですが、手軽に食べやすいのでお勧め。カレー風味でチーズとの相性も良かったので、むしろ焼く前にピザ用チーズを混ぜても良いかも!
★アレンジレシピその2はポタージュスープ!お鍋に残ったトロトロのたまねぎとひよこ豆に、牛乳とバター、コンソメを加えてブレンダーで滑らかにして味を調えました☆
器に盛ったらオリーブオイルと黒コショウを少々。このスープ…めちゃくちゃ美味しいです!!お豆のスープはあまり飲まない息子が「コーンスープみたい!」と大喜び。ひよこ豆の風味はあるのにトロっとしていて、コーンスープよりじゃがいものスープに近いかな?皮なしのお豆で煮崩れしやすいからこそ作りやすいスープです♪これは絶対作ってほしい!
★手抜きバージョンレシピも(笑)!↑こんな浸水、圧力鍋など手間をかけなくても、結局私は普通の野菜スープに乾燥状態のままの豆を入れることが多いです。野菜と一緒にコトコト煮こんで好みの固さにしたら完成。
野菜とともにコーンやトマト缶を入れて味を調えました。柔らかく煮ると煮崩れるので、食感を楽しみたいなら、煮込み時間は少し短めに。食べ応えがあってお腹もいっぱいになります。お肉が無くても栄養バランス◎!
既存のレシピでなくても、日本人も馴染みやすい味で結構何でも合うのでいろんな料理に使えますし、意外と乾燥豆初心者の人も使いやすい豆だと思います。結局のところ、煮崩れても少々固めでも美味しいので多少適当でも大丈夫(*'ω'*)これは本当にお勧め!是非手に取ってみてくださいね~
※ちなみにこのチャナダルをローストした「ローストチャナダル」というのも売られています。そのまま食べられるし、スープなどにも使えるので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
【↓チャナダル(ひよこ豆の挽き割り)はこちら♪】
【↓ローストチャナダルはこういうのです♪見た目似てます。】