しばらく更新できずすみません(^^;仕事が立て込み、体調不良が重なっていました。←年に数回こういう波が訪れます…。本日は睡眠時間を削って更新中です(笑)。
親戚が茨城に多く住んでおり、茨城ならではの食材と出会う機会が結構あります。今回は”福来(ふくれ)みかん”を使った七味唐辛子をご紹介☆香り良く上品!普通の七味唐辛子よりも爽やかでピリッと美味しくとてもお勧めなんです!
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七味唐辛子に入っている陳皮←普通は”温州みかん”の皮が使われる
七味唐辛子は唐辛子をメインに、複数の薬味などを合わせて作られている合わせ調味料です。唐辛子以外の副原料はメーカーや生産者によって異なるのですが、山椒、陳皮、芥子(芥子の実)、麻の実、紫蘇、青のり、黒ゴマ、しょうがなどがよく使われます。
今回はこの中の陳皮に着目!陳皮とはもともと中国では乾燥させたマンダリンオレンジの果皮を干したものを指し、漢方薬としても古くから使われてきました。日本では主に熟したウンシュウミカン(温州みかん)の皮で代用されています。この温州ミカンは、私たちが普段口にしているみかんの種類です。これを茨城の一部の地域では名産の福来(ふくれ)みかんを使って七味を作っています。
パッケージの後ろを見ると、副材料としては、「黒ゴマ、青のり、ふくれミカンの皮、山椒、麻の実、ケシの実」と書かれていました☆
温州みかんと福来みかんの違いは、大きさと酸味
温州みかんは、手のひらに乗るくらいの大きさのごく一般的なみかん。一方の福来みかんは、3~4センチほどのとても小さなみかんです。温州みかんは甘みがしっかりしているのが特徴(極早生温州は酸っぱめ)ですが、福来みかんは甘みはありますが酸味が強め。ちなみに、福来みかんは柑橘類の中で唯一の日本原産のミカン科の植物、“橘”の一種だと考えられています。橘は酸味が強く甘みがほとんどないため、好んで食べる人はほとんどいないようなのですが、茨城(筑波)で栽培されている橘系の福来みかんは程よく甘みがあるため、好きな人も多いそう。ただ、みかん自体があまりに小さく、更に種が大きく可食部分が少ないことから、一時は衰退の傾向に。近年、このみかんを守ろうと保存会が出来上がり、こういった七味唐辛子やジャムなどに加工され、筑波の名産品の一つになりつつあるみたいです。
爽やかな香りが食をそそる、上品な仕上がりに!
七味唐辛子の袋を開けてみると、すぐに福来みかんの香りを感じます!これは爽やか~☆一般的な七味唐辛子に入っている陳皮の量よりも、福来みかんの皮は多めに入っているのかもしれませんが、とても香り高く感じます!ペロッとなめてみると、…と書きたかったのですが、ちょっと辛いものが苦手なので、料理と合わせて味わってみます♪笑
こちらも茨城の名物ですね。手作りのあん肝にトッピングしてみました。唐辛子のピリッとした辛さにみかんの風味がプラスされてとても良い!特にあん肝は濃厚でこってりとした感じなので、相性抜群。程よくパンチがあるのに、ただ辛いだけじゃない上品さがあるんです。
これは卵とえのきの炒め物のトッピングに♪(刻み生姜のオイル漬けと甘みが強めの中国のお醤油で味付け☆)下にはたっぷりのレタス。仕上げに七味とごま油を回しかけてちょっと中華風にしてみました。これが美味しい~!和風ドレッシングや中華風ドレッシングに加えてもいいし、ポン酢やマヨネーズに足してもとてもいいアクセントになると思います。
うどんやお蕎麦、お豆腐にプラスしてもいいし、使い方はもちろん普通の七味唐辛子と変わりません☆でも福来みかんの皮のおかげで、とても美味しく頂けるので、ぜひ見かけたら試してみてくださいね(*^^*)とってもお勧めです!!