試してみたかった中国のお醤油(味達美の味極鮮醤油)、買ってきました!お店の人に「これは味がついている醤油だから炒め物なんかに使うと美味しいのよ」と言われ期待度アップ。強いクセもなく、日本人の口にとても合う少し甘めの調味料としてお勧めです♪
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味達美の味極鮮中国醤油、これだけで味が決まる
中国にはとてもたくさんの種類の醤油があります。このお醤油を買う前に醤油の種類を確認していたら、「生抽」と「老抽」の2種類が多く紹介されていました。(「生抽」は薄口醤油に似ていて、「老抽」はたまり醤油を甘苦く塩分控え目にした感じらしい。)でも今回買ったお醤油はこの2種類には該当しないよう。中国風の濃口醤油、でした。
ちなみに「味達美」はブランド名、「味極鮮(中国)醤油」は商品名です。中国の商品なのであまり情報が得られなかったのですが、有難いことにパッケージの裏は日本語で書かれていました。品名だけを見るとただのお醤油に見えますが、大豆以外に加えられているものがたくさんあります。(ちなみに、「脱脂加工大豆」は日本でも一般的に使われているものです。→詳しくは「丸大豆しょうゆ」の記事でまとめています。)小麦、食塩、砂糖、酵母エキス、調味料(アミノ酸など)、甘味料(甘草抽出物…)。普通の醤油よりも甘い系のものが多く入っている印象を受けます。味が調整されて、単体で使っても美味しいように作られているんです。
醤油に小麦が使われるのは日本でも一般的
ちょっと話がそれるかもしれませんが…、原材料名に書いてあった「小麦」について。日本のお醤油にも多くのものに小麦は使われています。使用されるのは小麦と言っても小麦粉ではなく、細かく砕いた小麦。発酵の段階で、大豆や小麦はたんぱく質をアミノ酸やペプチドに、小麦はでんぷんをブドウ糖に分解して酵素を作り出します。(ブドウ糖は醤油の甘みと香りを引き立たせる重要なもの。) 更に小麦はこの酵素の働きを良くします。小麦が使われている醤油の熟成期間は半年、小麦を使わない醤油は3年近くかかることもあるのです。
「日本の醤油」と「麺つゆ」の間くらいの味、もちろん和食にもOK!!
色の濃さや香りは日本の醤油にとてもよく似ています。でも舐めてみると…美味しい!旨味がしっかり、ちょっと甘め。たとえて言うなら、濃縮タイプの麺つゆをもっと濃くした感じ。日本の醤油と麺つゆのちょうど中間くらい、という印象。中国の調味料は結構パンチがあるものが多いイメージですが、このお醤油は日本人の舌に合う!
というわけで和食に使ってみました。魚屋さんで買ったかんぱちとカラスカレイのアラの煮つけ。いつもなら醤油とみりん、酒を使いますが、今回はこのお醤油をメインにみりんを少なめ、酒はいつもと同じくらいに。とても美味しい!煮物によってはこのお醤油だけでもいけるかも?
次は炒め物に。今度は少し中華風に。白滝とちくわぶ、キノコや野菜を入れて、ごま油、このお醤油、オイスターソースで味を整えました。間違いない感じ。しっくりきます!このお醤油を買ったお店の店員さんが言っていたように、炒め物にはしっかり味がついて良い!
中華料理に使わなくても、いつものお料理に使って大丈夫☆これだけで味が決まるので、生野菜にかけてもいいかも。あとお寿司屋さんで少し甘めのお醤油が置いてあることがありますが、これはお寿司やお刺身と相性抜群だと思います。日本人に馴染み深い醤油、中国の濃口醤油もぜひ使ってみてはいかがでしょう☆