私は電子レンジでよく蒸しパンを作ります。ホットケーキミックスで作ることもあれば、小麦粉とベーキングパウダーと砂糖などを合わせて作ることもあります。レンジで作る用の蒸しパンミックス粉も市販されていますよね。それが先日ふと思いつきで蒸して作ってみたところ…これがビックリするくらい美味しかったんです!蒸しパンを、レンジと蒸し器で作る場合の違いをまとめてみました。
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蒸すvsレンジ…仕上がりに大きな違いが!!
電子レンジはとっても便利。温めなおしはもちろん加熱調理も手軽で、洗い物も最小限。私はこれまで蒸し系の料理はほとんどレンジを使って作ってきました。
これは少々色が悪いのですが、シリコンスチーマーを使いレンジで作った黒ゴマとおからの蒸しパン。ベースはホットケーキミックスで作りました。加熱時間は500wの場合、約2分半ほど。量によっても若干違いますが、加熱時間が長いと固くなってしまうので、様子を見ながら加熱します。
出来上がりをカットするとこんな感じです。部分的に固いところがあったり、水分がたまってべちょっとなっていることも。また食べずに置いておくとすぐに硬くなります。食べる直前に作らないと美味しくなくなってしまうのが難点。でも家に何もない時、材料があればすぐに作れるのがとにかく良い!
そしてこれは、同じシリコンスチーマーを使い蒸して作った蒸しパンです。ココア味の蒸しパン、これはミックス粉を使って作りました。
ちなみに…我が家にはちゃんとした蒸し器はありません(;^_^A 手持ちの圧力鍋の付属品に蒸し料理用のすのこと三脚がついていたので、それを使って蒸してみました。そういったものが無い場合は、お鍋の底にお椀をひっくり返して置き、その上に平らなお皿を乗せることで蒸し器の代わりになります。(お椀の代わりにザルをひっくり返して使った方がカタカタとならないよう。) あとは100均でも普通の鍋で使える蒸し器アイテムがあるようです。
今回はすのこを使わず、こんな感じで三脚の上にシリコンスチーマーを無理やりはめ込みました。(これ、あんまりいい方法じゃないかも。よい子は大きさに合った耐熱容器を選びましょうね(^▽^;))
圧力鍋を使っているとはいえ圧力をかけるわけじゃないので、違う鍋の蓋を使用。ある物は何でも使ってみるスタンス(笑)
蒸し方は、鍋の底に水を張り、沸騰したら蒸したいものをのせて約10分。串を刺してみて、何もくっついてこなかったら出来上がりです。レンジでは出なかった蒸しパンらしい”割れ目”ができています。しっとりしていてみずみずしい感じが食べる前から分かります!!
包丁でカットしてみると、もちもち!食べてみると更にレンジの蒸しパンとの違いが分かります。固いところが無くふんわりとしていて格段と美味しい!!こんなにも違いがあるのかとびっくりするくらい、美味しさがまったく違います。
手軽さ=レンジ、美味しさ=蒸し器 …かも?
レンジは食材内部の水分を使って摩擦熱で加熱をするため、基本的に水分が飛んでしまいます。また部分的に不要に熱くなりすぎる(100度以上)ことが多く、硬くなってしまいます。その点、蒸すというのは高温の水蒸気で食材に水分を与えながら加熱するためパサつくことがなく、出来上がった料理は時間が経っても水分が飛びにくいのです。原理が全く異なることで、仕上がりに差が出ていたんですね~。
今回、パンを蒸してみたことで改めて”蒸す”ことの魅力を実感し、レンジを過信しすぎていたなぁと反省しました。確かにレンジは手軽で簡単です。でも時間と余裕があるときは、美味しさを優先して手間をかけて蒸してみるのもいいかな~と思います♪