お麩ってあまり栄養が無いものだと思っていました。久しぶりにお麩を買い、参考までに色々なレシピを見ていたら「子どもにおススメ」などいった記載が多くあって驚き!お麩は健康に良い日本の伝統食品の一つ、改めてお麩についてまとめてみたいと思います。
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お麩の正体は、「グルテン」というタンパク質
麩の原料は「グルテン」という植物性のタンパク質の一種です。小麦粉に塩と水を加えてもむと、でんぷんが流れ出てグルテンというたんぱく質が残ります。これを蒸すと「生麩」になり、焼いて乾燥させると「焼き麩」になります。
小麦粉や小麦を使った加工食品と比較すると、麩は栄養価が高いといわれています。麩のタンパク質は消化吸収に優れ、低カロリーであるため、子どもや高齢者にもお勧め。またタンパク質以外以外にもマグネシウムや鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンB1、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などのビタミンB群などが含まれています。日本では昔からお麩は作られており、新潟の「車麩」、宮城の「あぶら麩(仙台麩)」、京都の「てまり麩」などが有名です。個人的には山形の「庄内麩」、かなりお勧め(*^^*)
最近我が家ではそのまま使える彩り豊かなお麩もよく使っています。
↓この「カラふる」とっても可愛い。スイーツに乗せたりして使っています!
「グルテンフリー」ってよく聞くけれど…
最近「グルテンフリー」という言葉をよく耳にするようになりました。アメリカで流行し、日本でもグルテンフリー(グルテンが含まれない)食材が売られていたり、グルテンフリーメニューをレストランで扱っていることもあります。
もとはと言えば、消化器系の問題でグルテンに過剰に反応してしまう「セリアック病」に対応するために「グルテンフリー食品」が登場したという経緯があります。患者数はわずかですが、近年少しずつ増加。この「グルテンフリー」に一部の有名人が飛びついたことがブームのきっかけとなったようですが、グルテンを避けることでより健康になったという人もいるのは事実です。ただ医学的にセリアック病でない人がグルテン回避することに意味は無く、むしろグルテンに含まれる成分は有益、といった意見もとても多くあります。
何事も極端に避ける必要は無いのでは、と思います。小麦食品ってバターや砂糖や糖分が多く含まれる傾向にあるため、摂りすぎ注意、というのは納得ですよね。何事もバランスが大事ですから(*´▽`*)って話がだいぶそれてしまいました…。
お麩は、手作りおやつにもおかずにも幅広く使える!
難しい栄養の話しはさておき、お麩はとても手軽に色々な料理に使えます。お味噌汁の具にしたり、卵とじにするレシピは有名ですが、手作りおやつにもお勧めです♪市販のお菓子よりも断然美味しいし、健康的!
こちらはお麩のきな粉ラスクです。フライパンにバターをひいてお麩をこんがり焼いたらお砂糖ときな粉をまぶすだけ。(最初からバターと砂糖でこんがり焼いたら、お麩のキャラメルラスクになります。)これ、とっても美味しくて息子は大喜びで食べます☆彡
これは先日紹介したお麩のトライフル。おもてなしスイーツにもお麩は使えます。
これはお麩のグラタンです。具材を煮込む際、焼き麩をそのまま投入して煮込んでから器に流して焼き上げます。今回は冷凍のポテトと青汁を具材に入れた変わり種グラタンです。お麩をグラタンに入れると新鮮!ホワイトソースやチーズとの相性も良く、お麩らしさもしっかりと残っているんです♪
お麩って実は色々奥が深いんだなぁと改めて実感。でもどこでもお手軽に買える食材ですので、活用の幅を広げるのも良いのではないかと思います(^^)