小さな干したエビのようなものを、「桜エビ」と呼ぶ人はとても多いと思います。以前、桜エビのようで実はエビですらなかったあみえび(オキアミ)について紹介しましたが、今回はもう一つ混同しがちな干しエビ(アキアミ)について紹介したいと思います。(さぁ、もうよく分からなくなってきましたね?笑)実はこれも「桜エビ」ではないのです!
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アキアミは桜エビとは異なる種類、でもれっきとしたエビ!
まずは干しエビ(素干しエビと書かれていますが)のパッケージを見てみましょう☆
原材料は「アキアミ」、産地は「愛知県」と書かれています。「アキアミ」は小えび、小桜えびなどと呼ばれますが、桜エビとは違うものです。れっきとしたエビで、一応サクラエビ科に属していますが、一般的に「桜エビ」とは違うものとして分類されます。原材料名に「桜エビ」と書かれていなければ、桜エビではないのです。桜エビの産地は静岡県のみ、「駿河湾産」「由比産」と書かれているはずです。一方このアキアミの産地は瀬戸内海(広島、岡山、愛媛。「瀬戸内産」と明記)、または愛知県産と書かれています。桜エビは赤みがかかった色で3~5センチ。アキアミは白っぽい色で2~2.5センチ。大きさや色も違います。
アキアミとよく似たもので、あみえび(オキアミ)があります。 あみえびはエビと呼ばれていますが、正確にはエビではなくプランクトンの仲間。桜エビはこのあみえびを餌として食べたりもします(!)。あみえびは濃い紅色で1~1.5センチくらいです。
アキアミとあみえび(オキアミ)の見た目の違い
桜エビは無いのですが…アキアミ:エビの仲間と、あみえび(オキアミ):プランクトンの仲間 の写真を並べてみます♪桜エビはアキアミより大きく赤色のもの、だと思えば結構違いがあるのでわかるかと思います。
こう見ると全然違います!!
サラダ、スープ、煮物、炒め物やあらゆるトッピングに!
この干しエビ(アキアミ)、素人目線で味を表すと、ただの美味しい干した小さなエビです(そのまんま!笑)。桜エビとは違うもので価格が低いといえど、しっかりエビの風味がして、文句はありません。以前まとめたあみえび(オキアミ)の記事の下の方に簡単に食べ方も紹介しましたが、これもほとんど同じです(^▽^;)ただ干しエビ(アキアミ)は白っぽい分、他の食材と合わせると見えづらく、見た目で楽しむというよりは旨味で勝負する感じかな?
干しエビ(アキアミ)について、意外と知らないことが多く面白い~!そのうち、本家(?)の桜エビもちゃんとこのサイトで紹介したいと思います!