こちら、中国ではどのスーパーにも小さな個人商店にも置いてあるという飲物「王老吉」。世界的に有名なコーラよりも認知度が高いと言われるほど、実にメジャーなドリンクだそう。中国系のお店で「これ、良いわよー元気が出るのよ」を言われ購入。パッケージから中身が全く想像できないのですが…、早速飲んでみたいと思います!
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薬草に砂糖を混ぜて作った”冷茶”、かなり甘い…!
パッケージを見てみると、原材料に「水、白砂糖、仙草…(ちょっと読めない(^^;)、菊花、金銀花、夏枯草、甘草」と書かれています。
先日「仙草蜜」という中国のジュースについて書いた時にも触れましたが、例えば仙草は解熱作用があり熱中症対策に効果的です。他の材料も含めて、これらは”体を冷やすこと”に特化して作られた飲料=”涼茶(リャンチャ)”と呼ばれます。
中国では「上火」という言葉があります。身体がのぼせることを指すのですが、日本でイメージする意味合いとは少し違います。風邪を引いたり病気になったり、体調不良になる原因はこの「上火」だと言われているのです。その為、一般的にどんな飲物も体が冷えてしまうのを心配して中国では冷やしません。ただこの”涼茶”だけは別。有名な涼茶として、今回買った「王老吉」以外に、「加多宝」「和其正」があるのですが、お店でこれらは必ずと言っていいほど冷やされているそうです。暑い夏はもちろん、風邪気味や疲れている時、辛い中華料理を食べた時、健康を意識した時、日常の習慣としてこれは飲まれているのだとか。
前置きが長くなりましたが…、さぁ飲んでみましょう。コップに注いでみると茶色い液体です。
ごくり。…うん、飲めます。ちょっと心配していたのですが、想像よりはまぁまぁ美味しい…です(^▽^;)。確かに漢方のようなハーブのような薬草のような複雑な味。だけどかなり甘めなので一応飲みやすくなっています。これ、冷やさなかったら甘すぎて飲めないと思う。日本人には慣れない味かもしれませんね。
私の好みとしては先日買った「仙草蜜」の方が味が分かりやすくて好きです。(どっちも甘いのですが(^^;)日本にはない飲み物で口に合わない人も少なくないと思うのですが、これは中国らしさと言うか中国の食文化の一つなんだと思います。日本でいうエナジードリンクのようなものですし、きっと体に凄く悪いというものではないと思うので(多分…カロリーは高いと思うけど)、もし出会ったら試してみてもいいんじゃないかなと思います♪もしかしたら中国人のように王老吉の虜になるかも、しれないですしね。笑