私はいつもホットケーキミックスをストックしています。手軽にホットケーキが作れるのはもちろん、パウンドケーキやケークサレ(塩ケーキ)を作るのにもとっても便利で、買ったらすぐに無くなってしまうくらい!
そんな中、前から気になっていた「全粒粉ホットケーキミックス」をついに購入☆(コープで安かった…!)というか、そもそも「全粒粉(ぜんりゅうふん)」がよく分からなかったので、調べてみることにしました。
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全粒粉は栄養満点!でも単体では使いにくく、小麦粉と一緒に使うのが一般的
農林水産省のHPにはこのような説明がありました。
「小麦粉の全粒粉とは、小麦をまるごと粉にしたものです。全粒分は、皮や胚芽の部分も含まれるので粉の色はやや黒く、手触りはざらつき感があり、比較的粒子があらいものも含まれています。ビタミン類をはじめ、ミネラル・タンパク質・食物繊維などの豊富な栄養が一般の小麦粉よりも多く含まれています。全粒粉の用途は、比較的にパンが多く、クラッカー、ビスケット、シリアル食品、パスタなどに使用されています。」
↑こちらはパッケージに書いてあった説明図。小麦粉は小麦の表皮(ふすま)と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものですが、全粒粉は何も取り除かずにそのまんま使っているということですね。
全粒粉はグルテンフリー?と勘違いする人もいますが、小麦から出来ているのでグルテンフリーではありません。でも普通の小麦粉よりは少なめ。グルテンが入ることで粘りや弾力が加わりますが、全粒粉はグルテンが少ないことで、食べやすくするために小麦粉と一緒に使うのが普通です。
ちなみに全粒粉はそれだけで使うと、調理過程ではまとまりづらく、水分を吸収しにくく、出来上がりは口当たりが悪くぼそぼそとした食感になります。薄力粉と一緒に使う時の割合は、大体1:1。ふんわりした食感になり食べやすくなります。
つまり全粒粉を使う場合、小麦粉の代用品として使うと失敗することが多いということ。全粒粉のレシピを参考に作った方が美味しく使えるということですね。
全粒粉ホットケーキミックスだと、全粒粉のデメリットを解消
今回購入した全粒粉ホットケーキミックスは「全粒粉を小麦粉中に50%配合」と書かれていました。ホットケーキミックスは、もともと糖類(砂糖など)と膨張剤(ベーキングパウダー的な)が使いやすいバランスで配合されているため、全粒粉初心者にはとても有難い存在です。
どうせ小麦粉と半々で配合するのなら、最初から配合されているものを使えば失敗もないですし。パン作りなどをこだわる方は別ですが、私みたいに軽い気持ちで全粒粉を試してみたい人には、ホットケーキミックスのタイプを選ぶのがきっと良いかと思います。
全粒粉ホットケーキはほんのり香ばしく美味!
早速全粒粉ホットケーキミックスを使ってホットケーキを焼いてみました!(パッケージに書いてあったレシピは「全粒粉ホットケーキミックス200g+卵1個+牛乳120㏄」とありましたが、私は「ホットケーキミックス70g+卵1個+牛乳50㏄くらい」の配合で作ってみました。)
焼く前はもっと茶色く色づくのかな?と思いましたが、焼いてみると普通のホットケーキと大差が無いように見えます。
よーく見てみるとちょっと粒々が見えるかな?程度。色もいつもよりちょっと茶色いかな?程度です。
味わいは…うん、美味しい!!わずかですが香ばしさを感じます。例えていうなら、白いご飯と玄米入りのご飯との違いくらい(むしろ分かりづらい?)味わいに差があります。全粒粉入りだからと言ってパサつきは無く、舌触りは普通のホットケーキと同じです。全粒粉は食物繊維や鉄分が豊富でビタミンやミネラルも豊富。栄養価を考えて、いつも買っているホットケーキミックスを全粒粉入りのものにかえることも有りです!
全粒粉入りのホットケーキミックス、とってもお勧めです。今は色んなホットケーキミックスがあるので、色々試してみるのも楽しいかもしれませんね!