最近テレビで紹介されているのを見て気になっていた花椒(ホワジャオ)。ホールタイプを見つけたので早速購入してみました。この独特の香りと味、これはハマってしまいそうです!花椒の特徴や使い方などを詳しくまとめてみました。
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花椒ってどんなもの?山椒(さんしょう)と近い調味料
花椒の香りをかいでみると、実に独特の香りがします。日本の山椒によく似ていて、柑橘系の果物にコショウを足したような香りです。調べてみると、花椒と山椒はどちらもミカン科。でも植物は異なり、花椒は果実を乾燥させたもので、山椒は木の実から若葉や花、実や幹の皮など多くが使われます。花椒は中国で古来から使われていており、山椒は日本で縄文時代から使われていて、どちらも古くから愛されています。
花椒は山椒よりも5倍の辛さがあるといわれています。その辛さは唐辛子などとは異なり、しびれるような感じ。強い香りと共に、使い方によってはとてもインパクトのある料理に仕上がります。
中国で有名な調味料に「五香粉」があります。中華料理によくつかわれる調味料をミックスしたものなのですが、この中に花椒も含まれています。煮物でも炒め物でも知るものでも何でも使える五香粉ですが、最近はその中の花椒に注目度が上がっています。
◎↓五香粉はこれです(*^-^*)◎
花椒(ホールタイプ)の使い方、潰さなくても大丈夫
花椒は基本的に粒の状態で売られています。これ、結構固めなので、例えば料理の仕上げに振りかけるといった使い方には向いていません。炒め物の場合は最初に油を敷いたフライパンで花椒を炒ってから具材を加えれば、香ばしさも増して食べやすくなります。(3歳の息子には衝撃が強いので、我が家では油で炒った花椒の油だけを料理に使って、実の部分は大人の分だけ最後にトッピングしたりします。ちょっと面倒ですが(^^;)) 粒を包丁で刻むのは飛び散って大変なので、もし自分で細かくしたいならすりこ木などを使うのも良いかと。香りは少々劣りますが、パウダータイプの方が便利かもしれないですね~。
花椒の料理と言えば、四川風麻婆豆腐が有名!ですが、豆板醤などを切らしていたので、ひき肉を使ったあんかけを作ってみました。具材は合い挽き肉と大根としめじともやし、ミックスベジタブル。最初にひき肉と一緒に花椒を炒めて、具材を投入。鶏がらスープを入れて水分を多めにし、片栗粉でとろみを付けました。せっかくなので今回は五香粉もプラス。食べてみると、花椒のパンチが効いています!おお、確かにこれは癖になりそう。ただの和風の煮物や炒め物に入れるだけでも、味のイメージはがらりと変わりそうです☆
これは醤油焼きそばに!これはお箸がすすむ味です。花椒の量は少しずつ増やして、自分好みの量を見つける方が良いかと思います。
花椒は漬け物にも向いているとのことだったので、キャベツの塩昆布和えに使ってみました。ざく切りキャベツに塩昆布と花椒を和えて冷蔵庫で数時間。仕上げにごま油と白ごまをかけました。花椒、こうやって使うことで味がじっくりと素材に移ります。漬物で鷹の爪などの代わりに入れるのも良いかも。これなら火を通さなくても良いしお手軽です!
辛いものが好きな人はもちろんですが、あまり得意でない人もぜひ試しにちょっと使ってみてください☆花椒の独特の香りと味に虜になる人が多いという話は、納得です!笑
ちなみに…「四川料理」を手軽に作るには花椒×唐辛子で簡単にそれっぽくなりますよ~!
◎ホールタイプと粉タイプがあるので、お好みの方を試してみてくださいね◎