一振りするだけで本格中華の味になると言われる五香粉(ウーシャンフェン)。スーパーの調味料売場や中華食材の売り場に高い確率で置かれていますが、あまり認知度が高くない調味料だと思います。でも使い勝手は良く、和食や洋食にはない味わいが楽しめるため、お気に入りの調味料の一つです!特徴や使い方をまとめてみました(*^^*)
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五香粉は何が含まれてる?少量でも香り高い、中国で重宝されているスパイスを調合
原材料を見ると、スターアニス(八角)、シナモン(カシア)、花椒(ホワジャオ)、クローブ、ちんぴと書かれています。五香粉という名称から決められた5種が配合されていると思いきや、「五香」は「数種類の」という意味だそうでメーカーによって種類や配合も色々です。
ただ一般的には、花椒(または山椒)、クローブ、シナモンの3種と、スターアニス、フェンネル、ちんぴのうち2種、計5種類が混合されています。少し香りをかいだだけでも、その独特さは分かります。中国をはじめ、東南アジア料理の香りってこういう香りだよね、っていう香りです(*ノωノ)笑。中華料理の香りと味付け、肉や魚の匂い消し、強壮、消化促進作用、抗菌作用と防腐(防虫)作用、食欲を出しつつ肥満を防ぐなど高い効能もあります。
多くのスパイスに言えることでもありますが、多量の摂取はあまり良くないとのこと。でも少量でも十分味は付くので、良くも悪くもなかなか減らない調味料です。
スープ、炒め物など 活用法は幅広く何にでも使える!
私が買った五香粉はS&Bのものだったので、S&BのHPを見てみたら「適した料理…炒め物、揚げ物、下味、つけ塩など。炒め物や揚げ物、煮物など、様々な素材の料理に幅広く使われ、中華風の風味をつけるのに重宝します。素材の下味付けに、また塩と混ぜて、天ぷらや唐揚げのつけ塩に使うのもおすすめです。」とありました。つまり何でも使えるということです。
せっかく中華のスパイスなので、中華のあんかけに。もやしと大根のひき肉あん。五香粉に加えて、五香粉に含まれている花椒を更にプラスして入れています。これは和食には絶対に出せない味わい。味付けのマンネリ化に悩んでいる方にもお勧めです♪
炒め物に!牛肉とじゃがいもの炒め物。味付けはバターとしょうゆ、そこに五香粉を少々入れただけ。シンプルな組み合わせなのに、しっかり中華味になるのが本当に不思議。五香粉を使うポイントは、あくまでも少量使うこと!!少し振りかけるだけで充分です◎
うどんの出汁に!基本は顆粒のお出汁にしょうゆですが、そこに五香粉を。後がけではなく、煮込む感じで香りをスープに移しています。トウガラシの調味料とも合う合う♪
かきたま汁に!顆粒のコンソメにお塩、具はワカメと卵とコーン。そこに五香粉とごま油を。中華のスパイスなので、中華料理っぽい味付けにするのは良いですね(*ノωノ)今回は五香粉はいつもより多めに入れました。←味見しながら足していくのがおススメです!
マグロのあら煮に!肉の臭みを取るのに、私は八角を時々入れますが、魚でも良いだろうと臭み取りに五香粉を使ってみました。※五香粉の中に八角が入っています。軽く湯通ししたまぐろを、しょうゆ、みりん、さけ、しょうが、五香粉で煮てみます☆
とっても美味しくできました~!!あらなので、血合い部分が多くクセは強めのはずですが、しょうがと五香粉のおかげで食べやすさアップ!出来立てよりも次の日の方が味が魚に染みて美味しく感じます。白米にも合いますが、サンドイッチに挟んでも最高に美味でした(∩´∀`)∩
揚げ物も良いみたいですね、つけ塩にもできるなんてちょっとビックリ。まだまだ奥深い五香粉。たくさん残っているので、変化球レシピにも挑戦したいと思います!