スーパーでお安めの値段で売られているモウカサメ。我が家は時々購入して食べるのですが、結婚したばかりの頃は知らなかった食材です。確かにサメの存在は知っていても、「食べられるの?」とビックリする人も多いかもしれませんね。モウカサメの栄養素や味、食べ方などをまとめてみました。
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東北でよく食べられるモウカサメは栄養満点
モウカサメはサメの中でもクセが無く食べやすいため、食用向きとされているサメです。地域によっては食べる習慣が無く、お店で見たことも無ければ食べたことも無いという人がいる一方で、東北地方では伝統料理の一つとして昔から愛されてきたそう。特に青森や岩手では好んで食べられています。(そういえば私が買うモウカサメはよく「気仙沼産」と書かれているような。)
モウカサメはその食感から鶏肉と似ているといわれますが、鶏や豚、牛肉に比べて低脂肪、低カロリー、高たんぱく。DHAが多く含まれており、子どもの脳の発達にもよく、大人も健康効果が高く期待できます。また花粉症に有効といわれるビタミンB6、代謝を促すビタミンB12なども豊富です。
下処理は軽く水に漬ける程度でOK
サメはアンモニア臭がすることで下処理が必須と言われていますが、モウカサメはそれほどくさみがある訳ではありません。軽く水に漬けて(時間があれば水を数回替える)、水分を切って調理するだけでOKです。
私が先日買ったモウカサメは血合いが多く含まれていたので、いつもより多めに水に浸し、水はすぐに濁ったので何度も替えて下処理をしました。普通の切り身はそこまでしなくても大丈夫ですが、血合いがあったらちょっと念入りにやった方が良いかもしれません。
食べ方色々、モウカサメはどんな調理法でも合う!!
モウカサメはクセが無く、どちらかと言えば淡白な味。食感がしっかりめなので鶏肉の食感によく似ています。味に強い個性が無いことからどんな調理法にも合うのが特徴。スーパーで売られている切り身には骨も無く、とても調理しやすいです。一般的には煮付けにする人が多いと思いますが、照り焼きや味噌焼き、ムニエルやフライにしても絶品です。
初めて唐揚げを作ってみたら、これは…いわれないとモウカサメとは分かりません!確かに鶏肉に近いですが、ちゃんと魚の味がします。でも他の魚を揚げたものよりもしっとりしていてパサつきが無くとても美味しい!
ちなみに今回衣は小麦粉や片栗粉ではなく米粉を使ってみました。サクッとした食感と、しっとりした食べ応えのある身が相性抜群でした! (※以前上新粉(米粉)について記事を書いていますので参考までに→こちら! 唐揚げの衣については、記事の最後の方に記載しています。)
こちらはナスとモウカサメの炒め物です。ニンニク+醤油+みりんでご飯がすすむ味にしました。失敗して見た目はかなり悪くなってしまいましたが…(本当に、かなりひどい。汗)味は美味しかった!少々乱暴に炒めても身が崩れることも無いですし、使い勝手が良いのも嬉しいですね~
こちらはモウカサメの照り焼き。今回は片栗粉をまぶしてから揚げ焼きをして、仕上げに、おしょうゆ+みりん+お酒(各大さじ1くらい)のタレを絡めて作りました。お弁当にも最適。甘辛くてご飯も進みます♪
スーパーで普通に売っているモウカサメは加熱して食べるのが普通ですが、新鮮なものは刺身でもいけるんだとか。わぁ、どんな味なんだろう?いつか食べてみたいなぁ。