お正月に和菓子と梅昆布茶をセットで頂きました。我が家では時々梅昆布茶を買いますが、大抵料理に使うのが目的で「飲む」ことをメインとしないことがほとんど(^^;でもこの梅昆布茶がとってもおいしくて、新年早々ほっと一息、幸せな時間を過ごせました。
この梅昆布茶、「香煎茶」と明記してあったのですが、この名称で売られている梅昆布茶は他にもあるよう。またお正月にこういうお茶を飲むのは縁起が良いとのこと。この時期にぴったりの、知っておきたい知識をまとめてみました。
たっぷり70g入り♪長く楽しめます～
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お正月に「福茶」を飲むという縁起の良い習慣
このお茶について詳しく書く前に、少し「福茶」の話を。福茶とは大晦日やお正月、節分などで飲まれる縁起の良いお茶。特にお正月の福茶は「大福茶」と呼ばれ、関西地方や京都では慣習として今も良く飲まれています。その福茶の中身は、黒豆、昆布、梅干し、山椒など。これらの具に煎茶や湯を注ぎます。京都の六波羅蜜寺では、お正月の行事として「皇服茶授与」を行っているそうです。疫病が流行った951年、空也は青竹でたてた茶に、梅干しと結び昆布を入れたものを振る舞ったと伝わっていて、現在は無病息災を願う正月の行事として行われています。他にも福茶に関しては色々な言い伝えがあります。梅昆布茶をお正月に飲むというのは、とても縁起が良いことなんです。
「香煎茶」は上品で味わい深い梅昆布茶
今回いただいた「香煎茶」は昆布茶をベースに緑茶・青じそ・梅肉の風味を楽しめるお茶。梅昆布茶は一般的に昆布や梅はもちろん、塩や砂糖、調味料が加えられ、美味しいだしのようなお吸い物などに近い飲み物です。メーカーによってその味や調合は異なっていて、塩気が加えられていないものもあります。
色々調合されて、うまみたっぷり
この香煎茶は緑茶が入っているため、「香る煎茶」という意味があるのでしょう。ちなみに"叶匠寿庵”さんは滋賀にある有名な和菓子メーカーです。(ここの和菓子も実においしかったー！)
湯呑に2、3g(小さなスプーンがついていました)入れ、お湯は大体100㏄。梅肉などは完全に熔けずに湯呑の底に少し残ります。でもこれがまたちょっと美味しかったりもする。
温かいご飯にかけたらお茶漬けになるし、野菜に振りかけたらパウダー状のドレッシングにもなります。でも本当においしい梅昆布茶だと、もったいなくてそんなことはできません(^^;甘いものを食べるとしょっぱいものも口に入れたくなりますが、和菓子と香煎茶はそのバランスを実にちょうど良い感じでかなえてくれます。
年末年始、今回は長く体調を崩してしまったので、これを飲んでこれから先は無病息災！！縁起が良く美味しいのでおもてなしや手土産にも最適です(*^^)v紅茶やコーヒーも良いですが、こういうお茶を飲むと日本人でよかったなぁ～としみじみ思います☆笑
