少し前の話になりますが、夫から誕生日に超高級オリーブオイル「ヴァレ・ド・ボー・ド・プロヴァンス」を買ってもらいました♪谷中にある、塩とオリーブオイルの専門店「OshiOlive(おしおりーぶ)」に行き色々試したところ、このオリーブオイルは絶品で衝撃。私もですが夫もいたく気に入り、普段はその値段に躊躇するのですが、迷いなく購入(感謝)。このオリーブオイルの凄さ、美味しさをレポートします!!

250ml、数千円( ̄ロ ̄)!!
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超マニアック、パッケージに書いてある情報を読み解いてみた
高級で最高品質である証を紐解いていきます!まず基本情報。エクストラヴァージンオイルについては過去に記事にまとめていますが、オリーブの実をしぼっただけのオイルの中で、香りや成分が高い基準を満たしたものを指します。今回はそんなエクストラヴァージンオイルの中でも最高級のもの。パッケージに書かれている情報を調べてみることにしました。

カタカナばっかり。なかなか難しい。
「A.O.P.ヴァレ・ド・ボー」は名産地のオリーブを使っている証拠
ボトルに書いてある「A.O.P.」という文字。これ、日本ではあまりなじみがありませんが、EUが規定している食料品の原産地名認定・保護のための制度です。伝統や地域に根ざした特有の食品などの品質認証のために、1992年に制定されたものでワイン、チーズ、ハム、ソーセージ、オリーブ、ビール、パン、果物、野菜などが対象になります。フランスは独自の認定制度(原点は15世紀)のアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(原産地呼称統制制度、通称AOC)というのがあるのですが、このAOPはそれを引き継いでいます。A.O.P.の認定商品となるには、産地の環境や風土等に由来する優れた特性を持ち、生産に関わる条件や製法などの要件を満たした製品であることが必要。イタリアにはオリーブオイルの名産地が数多くありますが、このオリーブオイルの産地であるヴァレ・ド・ボーは、1997年からA.O.P.に認定されています。
ちなみにヴァレ・ド・ボーは、日本からの観光地としても人気が高いプロヴァンス地方のアヴィニョンの近くにあります。お土産品としても人気のあるオリーブは、ヴァレ・ド・ボー産のものもきっと多いのでしょう☆
「フリュイテ・ヴェール」=新鮮、「フリュイテ・ノワール」=熟成
オリーブオイルには新鮮なものと熟成させて作るものがあり、それはワインととてもよく似ています。
「フリュイテ・ヴェール」…収穫から選別、洗浄したら直ちに圧搾して作るフレッシュタイプ。軽やかな口当たりでサラっとしているのが特徴。
「フリュイテ・ノワール」…収穫から選別、洗浄したら温度管理のもとで数日間発酵させて圧搾して作る熟成タイプ。濃厚で甘みがあるのが特徴。
今回購入したものは熟成タイプの「フリュイテ・ノワール」。しっかりしたオリーブの香り、濃厚な味わいが驚くほどで、今まで使っていたオリーブオイルとはまるで違いました。我が家ではよくオリーブの瓶詰を買いサラダに添えたりするのですが、このオリーブオイルはそんなオリーブを香り高くし、まるでその実をかじっているよう。その味もとても主張するもので、オリーブオイルは料理の脇役ではなく主人公となってしまうほどです。オリーブオイルに高いお金を払う価値があると今までは思っていなかったのですが、美味しいオリーブオイルはやっぱり特別でした。詳しい知識が無くても、その香りと味わいで高級なことがうなずけます。
火を通すなんて勿体ない!!香りを楽しみ、つけて、かけて、味わう
美味しいオリーブオイルは、シンプルに味わうのが一番です!!加熱するなんて勿体ないことはせず、そのまま食材と組み合わせて楽しむのがベストな方法です。何にかけても美味しい。お勧めはパンと野菜。スープは仕上げに。豆腐やおかゆなどの和食にかけても良いし、スイーツにも合う。でもこのオリーブオイルは味がとても濃いので、味を主張するようなものとは一緒に合わせない方が良いです。

こういうのが一番贅沢だと思う
紫水菜のサラダ。珍しいお野菜が手に入ったら、美味しいオリーブオイルと塩で味わいます。幸せ!!
ブロッコリーの芯(紫ブロッコリーとロマネスコの芯をくたくたに煮ました)のポタージュ。スープの仕上げにオリーブオイルを回しかけると、上品さがアップし味わい深くなります。オイルが美味しいので、高級レストランの味です(*´▽`*)
まだまだ奥深いオリーブオイルの世界。今回高級オリーブオイルを試せたことで、オイルの美味しさに目覚めてしまいました…!これからこのブログで少しずつ色々なオイルの紹介ができたら良いなぁ。いつか産地に出向いて本場の味も確かめてみたいなぁ(*ノωノ)