豆類

最近売られている安めの豆腐に多い?充填豆腐とは

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最近お野菜が高いので、ついつい安めの食材を探してしまう私。
その中で目に付く、安いお豆腐。
嬉しくなっていつも買ってしまうのですが、陳列されている豆腐の中で一番安いものとなると品質って大丈夫かな?と疑ってしまうのも事実。(それでも買っちゃうけど!)

そんなお安い豆腐をよく見ると「充填豆腐」と書かれていることが多いことに気が付きました。

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充填豆腐は、スーパーで良く売られている豆腐のひとつ

豆腐の種類について、きっと多くの人が「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」のどちらかを選んでいるかと思います。

このお豆腐、ごくごく一般的なスーパーで、ごくごく普通に陳列されている、私が時々買う豆腐なのですが、「絹ごし豆腐」だと思いますよね。

近くで見てみると…「充填絹豆腐」と明記されています。

実は「充填豆腐」は「絹ごし豆腐」とイコールではありません。
これは正確には、絹ごし豆腐のようななめらかさがある充填豆腐なので「充填絹豆腐」と書かれているんですね。
充填豆腐は昔ながらの作り方ではなく、比較的最近作られるようになった製法です。

充填豆腐は機械で大量に作れる豆腐だった

充填豆腐はその製法に特徴があります。

全豆連のHPを見てみると…、

「絹ごし豆腐と同様ななめらかさがあり、充填絹ごし豆腐とも称しています。製法は、豆乳を一旦冷やし、凝固剤と一緒に1丁づつの容器に注入(充填)・密閉し、加熱して凝固させます。」

「この豆腐の製法は機械化による流れ作業の大量生産に適しており、戦後機械化の進展に伴い生まれた豆腐です。 また、豆乳充填・容器密閉後、加熱凝固させるので、その間殺菌が行われるため、日持ちの良いのも特徴です。」

つまり、パック詰めしてから加熱するので、豆腐を作ってカットしてパック詰めするよりも効率が良いのですね。

昔ながらの製法は、豆乳を温めてにがりを加えて作る方法です。
混ぜ方によって苦みが残ったり、固まりにムラができたりして作り方が難しく、ベテランの職人さんだからこそ作れるものでした。
この充填豆腐が開発されて、豆腐一丁数十円で買えてしまう事により、街の昔ながらのお豆腐屋さんは減ってしまったのかもしれませんね…

うすい味の豆腐、濃い味の豆腐

昔旅行に行った時、古くから営業していると思われる歴史あるお豆腐屋さんで、とっても濃い豆乳を飲んだことがあります。
まるで液体の豆腐を飲んでいるようで、でも私が普段口にする豆腐よりも味が濃くて衝撃を受けました
そのお豆腐屋さんで作られる豆腐は、おそらく凄く濃厚な豆腐でしょう。

老舗の豆腐屋さんで豆腐を作るときは、天然にがりを使用していることがほとんどです。
天然にがりは海水からできているもので、特に国産の天然にがりというのはとても貴重です。
天然のにがりでお豆腐を作る場合、ある程度濃い豆乳からでないと、豆腐はきちんと固まりません

一方で、スーパーで売られている豆腐は、ほとんどが凝固剤で固められています

もう一度パッケージを見てみると…
↓ここにも凝固剤(塩化マグネシウム)と明記されていますね、

決してこれが身体に悪いということではないのですが、凝固剤を使って固める場合、豆腐のもととなる豆乳は濃くても薄くても固まります。
だからスーパーのお豆腐には安いお豆腐も高い豆腐もあって、味も色々差があるのですね。

豆腐のパッケージで品質の良し悪しを見極めることは難しい部分もあります。
でも豆腐の知識をある程度知っておくと、メリットも多いのではないでしょうか。

そんな記事を書いていたら、スーパーのお安い豆腐ばかりではなく、昔ながらのお豆腐屋さんの豆腐を久しぶりに食べてみたくなりました。

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